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辺境の転生三女 田舎暮らしを満喫したい  作者: トシボー


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長距離航行試験をしようⅡ

 コンテナの積み込みは無事終わって、反省会をしたのでこれからは安全作業をしてくれると思うけど、慣れてきた時が怖いよね。

 人は慣れて来ると近道行動をする事があるからね。それも勝手に。

 その行動を提案して、安全の確認をしてからなら歓迎何だけどね。

 とにかく事故無しで作業してほしい。


 反省会の後は皇女様を領事館迄送り、屋敷に戻り、カリーナお姉ちゃんによるお仕置きを受けました。

 どんなお仕置きだって? 恥ずかしいから言えません。


       ー・ー・ー・ー・ー

  (SIDE ミラージュ)

 今日は船の積み込みの様子を見させてもらい、驚いてしまった。先日にクレーンとコンテナに関して説明を受けていたが、実際に見ると驚いてしまう。

 重たい荷物を軽々と吊り、船に納めて行く。

 船に乗り込んで、コンテナを置いていく作業でも隙間を最低限のみ空けて積んでいくのは圧巻だった。

 今までよりも積み込みの時間が早く大量に出来、積み込みの人数も少なく出来る。積み降ろしも同じなんだろう。

 これは画期的なシステムだ。

 セリカさんはどうやってこんな事を思いついたのか航海中に聞いてみよう。

 それとセリカさんの安全意識はとても高い。

 作業中でも止めてやり直しをさせる。

 普通ならやらしてしまうところだ。

 終了時に反省会を見させていただいたが、比べてはいけないがキックボードと同じで人命優先となっていて、いかに安全作業をして怪我もなく1日終われるかを考えて、作業員達に教えて、その上で効率良い作業の進め方をさせている。

 これは他の事でも応用出来るはずだ。

 カリーナさんも鉄道工事の管理をやっているので今回の反省会の内容を熟知していた。

 私ももっと勉強しなければ。

 最後にこちらに来る時のセリカさんの魔法はとんでもないと思ってしまった。

 条件等はまだ聞いてはいないが、一瞬で行きたい所に行くことが出来る。誰でも一度は絶対出来たら良いなと思った事はあるはずだ。私も何度もそう思った。

 これも航海中に聞いておきましょう。

 明日からの航海は楽しみだ。


       ー・ー・ー・ー・ー

 本日は快晴、出港日和です。朝からウキウキしています。

 馬車に乗り、港に着くと皇女様はもう来ていて弟さんと船を見ていました。

 そして私の同行者はお母さんとサツキさんで、お父さんとカリーナお姉ちゃんは鉄道の方をやっているので行けないと言っていた。


 昨日の夜の会話はこうでした。

「明日の船には私も一緒に行くわよ。保護者として行かないと」

 お母さんが言ったので私はお母さんに聞きました。

「その心は?」

「向こうで温泉に入ってツルツル・・・てっ、違うわよ!! セリカがおかしな事をしないか見ておかないと」

 お母さんをジト目で見ていると、ほっぺを摘まれた。

「なあに〜その目は?」

「ひへ、はふへほはひはへふ」

(いえ、何でもありません)

「なら良いのよ」

 ほっぺから手が離れた。

「わ~いお母さんと一緒で嬉しいな〜」(棒)

「そうでしょ〜」とニコッと笑顔で。


 まぁこんなやりとりがありました。

 他の同行者はカゼットさん、リンダさん、ユータさんが一緒で、船は2隻共商会のスタッフによる操艦です。

 リンダさんの工房からもメンテの為に数人乗っています。

 1隻は荷を積み、もう1隻は空で行き、帰りは逆で行います。これも試験項目の1つです。

 それでは船に乗り込みましょう。


 最初は艦橋に行き船長に挨拶をして出港を待ちますが、船長から出港の合図をしてくれと言われたのでやる事にしました。

「出港準備」と言うと間が開いて返答が来ました。

「出港準備完了」

 それでは出港しましょう。

 今度こそ、はい○りの○けちゃんの様にやるぞ!!

「錨を上げー、航海長操艦」

 復唱されてから出港の合図をします。

「両舷前進微速、赤黒無し、150°ヨーソロー、出港」

 私が出港の合図を出すと復唱されてから”ボォー”と汽笛が鳴り、出港の合図がしました。

「汽笛迄付けたんだ情緒があって良いね」

「セリカさん、カッコよかったですよ」

 皇女様にそう言われて照れてしまった。

「ありがとうございます」

 出港した後はケータさんに新しくした内部の案内をしてもらいました。

 客室はVIP用の部屋が2室あり、ちょっとだけ豪華な作りになっていて小さいけど窓迄あった。

 食堂も魔導具で揃えられていて火の心配が最小限となった。

 そして小さいけど風呂もついていた。3人入ればいっぱいだね。

 風呂場の横の部屋には洗濯機が2台列んでいて、ケータさんが急遽乗せたと言っていた。

 皇女は洗濯機を見て驚いてから言った。

「船の中は魔導具が多くなって来ましたね。フソウ国も魔導具師の育成をしないといけませんね」

 中の案内が終わった後は自由時間となり、甲板に皇女様と一緒に行来ました。

 お母さんとサツキさんは一旦客室に戻ったのですが、きっと甘味を食べているのだろう。

 昨日カゼットさんの甘味屋の注文していたからね。


「やっぱり甲板は気持ちが良いですね」

「そうですね、でも帆がないので違和感があります」

「まぁ慣れるまではそうでしょうね。でも見晴らしは良くなりましたよ。

 夜はきっと満天の星空でしょうね。流星が見れれば良いな〜」

 夕食の後にお母さん達とお風呂に入った後に夜風にあたりたくなって甲板で星空を眺めていると、流れ星を見ました。

 1つ流れたと思ったらまた流れ出した。

「おぉ〜流れ星だ。また流れた、凄いな・・・えっ」

 結構な数が流れ出した。

「もしかして流星群? 凄い凄い。皇女様に電話しよう」

 直ぐに電話をすると「直ぐに行きます」と言って電話を切った。

 私は甲板に寝転んで、流星を撮ろうとスマホで録画を始めました。

「上手く撮れるかな?」


 少しすると皇女様が来ました。

「凄いです、こんな星降りは始めてです。私達を歓迎してくれているのでは? と思ってしまいます」

 そう言って皇女様も私の横に寝転んだ。

「セリカさんは何をやっているのですか?」

「此の流星をスマホで録画してます。上手く行けば良いのだけど」

「私もやります」

 そう言ってスマホを出して撮り始めた。

 昔の人は天地異変の前触れとか言っていたけどそんな事はないよね。

 この日の夜は2人で流星を録画しながら眺めていた。



 

ご覧いただきありがとうございます。

40万YA達成いたしました。多くの皆様に読んでいただいて感謝致します。ありがとうございます。

そして、感想、評価、リアクションをいただきありがとうございます。

 これからも読んでいただければ幸いです。

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