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辺境の転生三女 田舎暮らしを満喫したい  作者: トシボー


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長距離航行試験をしよう

 洗濯機の試験も終わって船の方に重点をおきます。

 春頃には貿易船として動かしたいからね。

 それでホーデン領に行くのに皇女様と一緒に行くのですが私の日程の関係で[ゲート]で行く事にします。

 お父さんには許可をもらったよ。皇女様には当分秘密を守ってもらえるならの条件付きですが。


 皇女様とはホーデン家のタウンハウス前で待ち合わせにしております。

「セリカさん、おはよう」

 皇女様が来ました。侍女さんと護衛を1人ずつ伴っています。

「おはようございます。皇女様」

「今日は駅じゃなくても良いのかな?」

「はい、一旦タウンハウスに入ってもらっても良いですか? 中でお話しさせていただきます」


 門をくぐり、玄関から入りピアノの有るホールに入ります。門と玄関は鍵をかけましたよ。

「今から言う事とやる事は秘密にして頂きたいのですが、ここからはホーデン家の執務室に繋げて移動します」

「へっ、セリカさん何かの冗談ですよね」

「いえいえ本気ですよ」

「わかりました。秘密に致しますがその魔法の条件を後で教えてくれるならと言う事でどうでしょう」

 やっぱりこう言う所は皇族だよね。とても強かだよ。

「わかりました。その条件で。それでは行きますよ。

 ホーデン家執務室、お姉ちゃんの席の後ろに[ゲート]」

 [ゲート]が開き、執務中のカリーナの後ろに繋がった。

 私は皇女様に向って静かにと言う合図を送ると皇女様は頷いた。

 私は静かにお姉ちゃんに近寄り、また脇腹に指で突き、皇女様の後ろに行った。

 お姉ちゃんは「うひゃー」と言った後に「セリカー」と言ったら目の前に皇女様がいて「あれ?」と言った。

 私は皇女様の後ろで笑いをこらえていたのだけど、見つかり、お姉ちゃんからまたゲンコツをもらった。

「痛い」

「全くあんたは懲りないわね。皇女様良くいらしゃいました。家の馬鹿妹がご迷惑をおかけしました」

「相変わらず仲が良いわね、羨ましいわ」

「本当にろくでもない事ばかり思いついて困ったものです」

 2人でアハハハと笑っている。

「私も使えたらカリーナさんやシフォンさんにイタズラしちゃいそうです。先程のカリーナさんが驚いた声は可愛かったですね」

「何を言っているのですか? そろそろ港に行かないと、積み込みが始まりますよ。セリカは帰って来たらお仕置きが待っているけどね」

「えー嫌だ〜」

「降臨させるわよ」

「ごめんなさい、お仕置きを受け入れます」

「分かれば宜しい」

 皇女様はクスクスと笑っていた。

 お姉ちゃんが用意した馬車に乗り、港に着くとクレーンの設置をする所だった。

 馬車を降りて設置の様子を見ていると、クレーンが船に近すぎな感じだった。あれではブームが倒れないような気がする。それにアウトリガーが伸び切っておらず、下に鉄板とか等も敷いていない。

 私は直ぐに責任者を呼び出した。

 来たのはカゼットさんと積み込み作業の責任者だった。

「貴方達を呼んだ理由何だけど、クレーンが船に近すぎる。あれではブームが倒れず奥迄荷が届かないよ。それとアウトリガーは全部出す事。此処は狭い所ではないよ。アウトリガーを出しても十分に馬車が通れるよ。最後にアウトリガーの下に鉄板とかをしかないと力の分散が出来なくなる。場所によってはめり込むよ。

 このままならいつか事故を起こす。もう一度設置からやり直して」

「セリカお嬢様申し訳ありません」

 カゼットさんが謝って来た。

「強く言い過ぎたけど、これは安全に怪我なく作業して貰う為なの。もし私がいない時ならカリーナお姉ちゃんに聞いて、鉄道工事でクレーンを使っているからわかるはずだよ。それと作業前の朝礼とかはやったのかな?」

「いえやっていません」

「ではこれからはやって下さい。今日はどの様に積むとかを全員に周知させてからどの様な危険があるのかを同じ様に周知させて下さい。これだけやっても危険は残りますがやるとやらないでは全然違います」

「はい、ちゃんとやります」

 私はカリーナお姉ちゃんを呼びました。

「お姉ちゃん、私がいない時はカゼットさんにクレーンの事を相談されたらお願いします。それと朝礼と危険予知活動の事もだけど」

「わかったわ相談に乗るようにするわ」

「カゼットさん、今日積み込みが終わったら反省会ね。私も参加するから」

「はい」

「では気持ちを切り変えて安全作業をしましょう」


 クレーンの設置をやり直してからブームを伸ばして積み込みを始め様とした時に私はまた作業を止めました。

「カゼットさん、ブームが1番遠いところに荷が行けるか空運転で確認して、吊ってからだと面倒だよ」

 カゼットさんは私の言葉を聞いて作業責任者に伝えに行った。


 荷の置く位置が確認できたので実際に積んで行く作業をするのですが、玉掛けと玉外しに関して作業をやる人達を集めてもう一度安全作業をする為に玉掛けの確認や玉外しの確認、そして周囲の確認等を話しました。玉掛け事の333運動ですね。

 最後に「吊り荷の下に入るな」と厳命しました。


 そして積み込み作業の開始です。

 暫くは岸壁から見ていましたが、途中で船に乗り、コンテナがどの様に積まれているのかを確認しました。(ちゃんと旋回範囲外から見てますよ)

 船のコンテナを積むところではケータさんが指示を出してある程度積み上がって行くとコンテナをロックして荷崩れ防止をしています。

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 無事作業は終了しました。これで明日には出港出来ますね。

 作業終了後には先程言った反省会をして全て終わりました。

 何故か反省会にお姉ちゃんと皇女様が出席していました。何故?

 今日は事故無しで終わったから良し。

 これからも事故無しで作業出来る様に祈ります。

 

ご覧いただきありがとうございます。

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― 新着の感想 ―
クレーンの解体事故で人が亡くなったのが思い出されます。注意してし過ぎることは無いです。
>玉掛け事の333運動 専門的すぎて調べたw洗濯機は船には載せないのでしょうか? 毎回何か有るイメージの船旅。不謹慎ながらも楽しみです。
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