王都の新年
新年です。年が明けました。
昨年は戦争に行ったりしてましたが、概ね良い年でした。今年も良い年であります様に。
そう言えば今年の春にはコロナお姉ちゃんは卒業なんだよね。
進路はちゃんと決まったのかな?
それはまた今度聞きましょう。
それで今は新年の花火をルバス邸より見ています。
今年も南北の門からの打ち上げで、北が第1王女で南が第2、3王女が担当となっていて150発やると言うので楽しく見ています。
内容的には昨年とほぼ一緒何だけど見たら見たで感動しますよね。
王城の式典は午後から始まって陛下の挨拶とお言葉をいただきました。
何回かお話しさせていただきましたが、陛下は国を自ら前に進めて行こうと言うのが話の中で良くわかります。
そして理想だけではなく、現実も直視していますので陛下の話は面白く為になります。
今年の褒賞は北の辺境伯と先輩の家の男爵様でした。
理由としては北の海産物を王都や内陸部にひろめている事と王都に初めてパイロットショップを作った事です。家はクオンさんに丸投げですから。
そして最後に発表があり、東の公爵が男爵に降爵となり領地替えとなりました。
次の公爵はまだ未定です。
まぁ実害が無かったので、そのままかと思っていましたが、陛下は重く見たようですね。
自業自得と言う事で。
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式典が終わり一旦パーティー迄は南の控室で休憩です。
私はお父さんと一緒にいたのですが南部の東側の人達が鉄道の延長を求めて来ていますが、お父さんが上手くかわしていたので、思わずスゲーと思ってしまった。
一通り挨拶をしてからお菓子をもらって、食べながら周りを見ていると面白い物を見つけた。
シフォンお姉ちゃんと話しをしている女の子のバレッタがフソウ国風の飾りになっていてとても良かった。私も作ろうかと思ってしまった。
飾りをぼーっと見ていたら、シフォンお姉ちゃんがこちらに気づき、その女の子もこちらを見たら後輩ちゃんだった。
2人がこちらに来て話しを始めた。
「セリカさん、こちらをずっと見てましたがどうしましたか?」
シフォンお姉ちゃんが聞いて来た。
「後輩ちゃんが着けているバレッタの飾りがフソウ国風で良いな〜と思って見てました」
「ありがとうございます。これはチヨさんと一緒に作った物です」
「そう何だ、とても上手く出来てるよ。シフォンお姉ちゃんの教え方が上手な証拠だね」
「セリカさん程では有りませんよ。まだまだです」
シフォンお姉ちゃんの寺子屋からは今年は後輩ちゃんだけの入学だったそうだ。
南部の1年生は10人いて後輩ちゃん以外はB、Cクラスなので最初は顔見知りもいなかったのだが、選択授業や部活で一緒になった従姉妹さんと仲良くなったそうで、他のフソウ国の人達とも仲良くしているそうだ。
使う魔法も近いと言う事で小物等も一緒に作っていると言っていた
仲が良い事は良い事だ。
途中で寺子屋王国組の3人が来て、後輩ちゃんを紹介して一緒に話しをした。
伯爵家の女子からは鉄道が開通した事で御礼を言われた。今はまだ1日1往復の旅客で貨物メインだが、それなりに人は乗っているようだ。良かった良かった。貨客も考えた方が良いかな?
話しをしている内にパーティーの開催の時間になった。
◆
会場に入ってからはお父さんとカリーナお姉ちゃんと一緒に西の鉄道沿線の領主さん達に挨拶回りをしてから延長工事先の辺境伯様と話しをしました。
辺境伯様は鉄道が来る事を楽しみにしていると言っていた。
そう言う事を言われるのは嬉しいですよね。
西の領主との話が終わった後はお姉ちゃんと一緒に料理を食べに行き、堪能しています。
お菓子の所に来るとバームクーヘンがあったので、近くにいたコックに聞いて見ると孤児院の方に頼んであったらしい。
上王妃殿下がパーティーに出す様に指示されたと言っていた。
お姉ちゃんと楽しくお菓子を食べながら話しをしていると知らない人と去年私に決闘を挑んで負けた侯爵の三男坊が来て、喚き散らしています。後もう1人追加で前にドアに挟まって喚いていた奴です。
3人が私に文句を言って来ています。
「お前が花火をやらないからこんな事になったんだぞ」
「知らん。頼まれてもいないことを何故やらないといけないのですか? 依頼されれば報酬次第ではやったかもしれませんよ」
「金を取るのかー」
「何を当たり前の事を聞いて来るのですか? 人が動けば報酬が発生しますよ。そんな事も分からないのですか? ボランティアならご自分でやって下さい」
「なんだとー」
周りの人はクスクス笑っている。
「お前のせいで家は借金が増えたんだぞ。どうしてくれる」
三男坊が言って来た。
「負けた貴方のせいでしょ。勝てば今頃ローレルさんとイチャイチャ出来てたのにね。残念」
「クー」
「お前のせいで挟まれ小僧と言われる様になったんだぞ。どうしてくれる」
「プッ、アハハハ。誰ですか、そんな面白いあだ名をつけたのは。私もこれからそう呼びますね」
「なんだとー、巫山戯るな」
「アハハハ、そのままお返ししますよ。お前が巫山戯るな。つまらん事で騒いだりしなければ良かったのに」
「クソー」
お姉ちゃんがオロオロしてる。面白い。
周りは何故か爆笑している。私達の話を聞いていたようだ。
「何を騒いでいるのだ」
誰が来たかと思えば陛下と閣下だった。
私に文句を言って来た3人は陛下に何か言っていた。
「3人がそう言うなら、また決闘でもするか?」
「陛下何を言っているのですか?」
私は陛下に抗議をした。
「セリカ嬢なら大した事ではなかろう」
「まぁ3人一緒でも良いくらいですけど」
「なんだとー、俺たちを馬鹿にしているのかー」
元公爵の息子が言って来た。
「実際馬鹿でしょ」
「「「巫山戯るな」」」
「セリカ嬢も煽るな。で、どうするんだ」
「やってやりますよ。この女を泣かして謝らせてやる」
また元公爵の息子が言って来た。
「セリカ嬢はどうする?」
「陛下のお好きにどうぞ。その代わりに3家で西の延長工事費を払ってもらいましょう」
「では決まりだな。また学園の入学試験が終わった後で場所は同じで」
決闘が決まってしまった。
陛下はご機嫌で他の方に言ってしまった。
3人も何処に行ってしまった。
「セリカ大丈夫なの?」
「大丈夫ですよ。何とかなりますよ」
パーティーも終わったけど、何で毎年こんな事になるのかな?
もうこうなったら暴れてやる〜。
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