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辺境の転生三女 田舎暮らしを満喫したい  作者: トシボー


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帰宅と船の移動

 先日の1件から数日、お父さんとお母さんからメールが入っており、お父さんからは船の移動の事で、お母さんからは「ごめんなさい」と書いてあったのですが、まぁカチンときたけどそんなには怒ってないよ。

 お父さんには「休日前に行くよ」とメールしました。

 寮の事務局に行き、休日前の外泊許可をもらいました。表向きはタウンハウスに用事が有ると言うことにしてホーデン領に戻ります。

 週末の授業が終わった後に行くのですが、ジェミニさんには休日前から出かけると伝えてはあります。

 また捜索されてしまいますから。

 タウンハウスに来て[ゲート]を開き屋敷に戻るのですが、今回はカリーナお姉ちゃんへの雪辱戦です。

 今回はびっくりしてもらいましょう。

 前回と同じ様に[ゲート]を開き、忍びの様に近づき、今回は脇腹を攻めます。

 [ゲート]をお姉ちゃんの後ろに開いてから近づき、お姉ちゃんの脇腹に「えい」と言って指で突きました。

「ひゃう」と言って驚いていた。

 やったぜ〜と思っていたら、お姉ちゃんから頭にゲンコツを喰らいました。

「痛い」

「当たりまえよ。危うくインクを倒して、大事な書類を駄目にするとこだったわ」

「ごめんなさい」

「分かればいいわ、お父さんはリビングで休憩してるわよ」

「じゃぁ今は行かない方が良いですね」

「何で?」

「お母さんとのイチャイチャタイムを邪魔する程野暮じゃないですよ」

「それもそうね。だったらさっきのお詫びに夕食に何か作ってよ」

「分かりました」

 そう言ってキッチンに向った。

「ユーナさんただいま」

「おう、また帰ってきたのか?」

「今日はお父さんに呼ばれた。多分船の事」

「そうか、そう言えばこの間お嬢が帰った後は大変だったぞ!」

「そうなの?」

 あの後の事を聞くと、お母さんが魔導具を持ってユーナさんの所に来て、使い方と作り方を教えてと言って来たのだがユーナさんは使った事がなかったので、リンダに連絡を取ってもらってからカゼットさんの所迄行き、アンリさんが仕事終わりにこちらに来て使い方と作り方を教えたそうだ。

 素はユーナさんが作って、お母さんがバームクーヘンを作っていたそうだけど、途中で面倒になって投げだしそうになったそうだ。

 まぁお母さんには良い薬だね。

「それで今日は?」

 さっきのお姉ちゃんへのイタズラの事を話してお詫びの夕食を作りに来たと言った。

「アハハハ」

 ユーナが大笑いをした。

「それで何を作るんだ」

「王都で美味しいと思った揚げ鶏を作ろうかと思って」

「お嬢が言うんだったら相当美味いんだろうな。

 鶏は有るぞ。後は何が必要だ」

 私は必要な材料と作り方を伝えた。

「手間がかかると言ってもウナギやハモに比べれば何ともないよ。鶏油と言うのは初めて聞いたけどな。

 じゃぁ始めるか」

「出来たよ。試食するよ〜」

 2人で試食を始めるとユーナさんが言って来た。

「本当に王都の食べ物か? 全然違うぞ」

「そうでしょう〜。美味しいよね」

「鶏に摺り込むだけでこんなにも違うのか。それに油も鶏油が入るだけで違う」

「鶏油は野菜炒めや炒めご飯に入れても良いよ」

「そうなのか? 今度やってみよう」

 試食も終わり、夕食の準備に入りました。

 私も勿論手伝ったよ。

 準備が出来たのでダイニングに行くと両親とお姉ちゃん、パレットさんがいた。

「セリカ、帰って来ていたなら顔を見せなさい」

 お母さんに怒られた。

「は~い。でもお父さんとのイチャイチャタイムを邪魔しちゃ悪いかなと思って」

「何を言ってるのこの子は」

 そう言いながら照れているが、お母さんの手は私のほっぺを摘んでいた。

「ひはひれふ〜」

「変な事を言った罰よ。でも美味しそうな夕食を作ってくれたから良いわ」

 そう言ってほっぺから手を離した。

 ほっぺをさすりながらお父さんに聞いた。

「お父さん、明日は1隻を海に移動させれば良いの?」

「そうだよ、移動した後に沖迄出てから今の港に行って、桟橋迄戻るそうだ」

「明日乗れるって事だね」

「そういう事だ。クオンの所の船乗りを借りた」

「うわ~楽しみだ」

「それじゃぁ食事にしよう」

 食事が始まり食べ始めると、美味しいと言ってくれたので「王都の食堂で聞いた」と言ったらびっくりしていた。

 お母さんは結構気に入った様でおかわりをしていた。珍しいな。

 他にも聞かれたので北の牧場の話をして驚かれた。

 今回も好評で定番化しそうです。喜んでくれて良かった。


       ー・ー・ー・ー・ー

 翌日、お父さんとカリーナお姉ちゃん、サツキさんと一緒に桟橋の有る浜に行くと、リンダさんがいた。

「リンダさんおはよう」

「おはようございます。お嬢様」

「相変わらずやる事早いね」

「お嬢様が面白い話を持ってくるからですよ。それに私の作った魔導モーターが何処まで進化するのか楽しみです」

「そうなの? 後2つ程有るけど。1つは農業用、もう1つは除雪用」

「また面白そうな物を考えましたね。直ぐじゃなくても良いので仕様書を下さい」

「わかった、書いたら送るわ。それじゃぁ移動させようか」

「お願いします」

 作業員を退避させてから[鑑定]をして重さの確認をして軽量化、係船用のロープを持ってもらってから[サイキックス]で移動させて係船柱の有る所迄移動させてから着水させて、軽量化と移動用を解除する。

 ロープを係船柱にセットして終了。

「リンダさん終わったから点検して〜」

 リンダさんが点検に入った。

 お父さん、お姉ちゃん、私とサツキさんも船に乗船した。

「うわ~、でっかい穴が有るよ。これはコンテナ用だね。何段積めるのかな? 後で聞こうっと」


 点検が終わり、出港の準備が出来るとリンダさんが来て、合図をして下さいと言って来たので言うことにした。はい○りの真似しようかな?

 艦橋に行き出港の合図をします。

「両舷前進微速、赤黒無し、150°ヨーソロー、出港」

 確かこんな感じだったよね。違ったらごめん。

 それに皇女様の様に出来なかったよ。


 船は桟橋を離れ沖へ向かいます。

 少しするとユータさんが来ましたのでどうしたのかな?

「セリカお嬢様、このまま速度を出して行きます。

 ここからは私が船の指示を出しますので1時間程自由にしていて下さい」

「わかったわ、お願いね」

 そう言ってお父さん達と艦橋を出た。 


 暫く船内を見学してから甲板に行くと、速度を結構出している様だ。お父さんとお姉ちゃんが船の早さにびっくりしている。

 2時間程沖で試験してから港に向かい、着岸をして30分程休んでから離岸してから桟橋へ。

 桟橋への接岸は後退しながら行っている。

 思わず「スゲ〜」と言ってしまったら、お父さんに言葉が汚いと言われてしまった。

 お姉ちゃんは船が後ろ向きに動いているのにびっくりしている。


 無事接岸して、下船をしてからリンダさんと話しをしました。

「第1段階は上手くいったね。この後はどうするの?」

「もう少し海で試験してから港での試験をして、フソウ国までの長距離の試験ですね。もう1隻は年明けでしょうか」

「長距離は2隻揃ってからにして欲しい。帆船ではこの船にはついていけないからね」

「分かりました、そうします。では試験しながらもう1隻を仕上げます」

「そうして、言ってくれればまた来て移動させるから」

「はい」

「今日はお疲れ様、また来るね」

 リンダさんと別れてお父さん達と一緒に屋敷に帰りました。

 今日の事は皇女様に連絡をしようっと、喜んでくれるかな?


ご覧いただきありがとうございます。

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