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辺境の転生三女 田舎暮らしを満喫したい  作者: トシボー


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学園祭〜準備〜

 本領の屋敷から帰って、翌日の部活では昨日受け取った魔導具で甘味を作ります。

 先ず最初にホットケーキの素を作るのでリュックから必要な材料を出します。一緒に魔導具も出しておきましょう。

「さて作りましょうか」

 メインの小麦粉をボウルに入れてから他の材料もドンドンと入れてかき混ぜます。

            ・

「良し出来た〜」

 素が出来たので魔導具をONさせてから回転する棒に素を塗ってから加熱させて素を焼く場所にセットすると素を塗った棒がゆっくりと回転して行き、素を焼いて行きます。

 焼けるとまた棒に素を塗って焼くの繰り返しを行って行くのですが、この魔導具は2本焼ける様にしているので、交互にやっています。

 暫くやっていると後ろから声をかけられました。

「男爵様何をされているのですか?」

 振り向くと、新入部員のエマーダさんの従姉妹さんと南部の子の2人でした。

「学園祭用の甘味の試作で魔導具の試験を兼ねてやっている所」

「どう言う甘味なのですか?」

 エマーダさんの従姉妹さんが聞いて来た。

「この素を棒に塗って回転させながら焼いて、これを繰り返しやって層にして、それで直径が15cm位迄やるの」

「へ〜面白そうですね」

「2人は何かやる事は決まったの?」

「1年はまだ決まっていません」

「そうなの? じゃぁやってみる? 素はまだあるから出来るよ」

 2人はやりたいと言って来たので、もう1つの魔導具の使い方と作り方を教えて、やってもらった。

 南部の子はおっかなびっくりと慎重にやっていますが、エマーダさんの従姉妹さんは大胆に(結構大雑把)やっています。

 私も順調に2本共に層を重ねて行きます。

「出来た、出来た〜」

 私の2本は焼きあがりました。魔導具をOFFしてから棒を外してお皿に一度乗せましょう。

「そっちはどうですか?」と言って2人のを見てみると南部の子は綺麗な形になっていましたが、従姉妹さんのは尻つぼみの等になっていて、まるで東京の下町にあるビール会社のビルの屋上にある金色のオブジェの様になっている。

 思わず「プププ」と笑ってしまった。

「男爵様ひど〜い」と言っていますが、気にしない事にしましょう。でも笑いが収まらない。

「そっちも焼けた様だからOFFしてお皿に乗せましょう」

 2人がやっている間にまな板とカット用のナイフを用意してから、私の作った物から棒を外して、カットして行きます。

「おぅ〜綺麗な層になっている。リンダさんに感謝だね。そっちも棒を外しても良いよ。エマーダさんは尻尾の方から外してね」

「尻尾って言わないで下さい」

 2人も棒を外している。

「お楽しみは後にして先に南部の子から切るね」

 全体の形もほぼ一定の大きさになっていて、カットしても綺麗な層になっていた。

 次に従姉妹さんのをカットすると層の厚さはバラバラで厚い所も有れば無い所も有った。

「次からはもっと丁寧にやろうか、今回は初めてだからしょうがないよね。本番はお客さんに売るものだからね。それじゃぁ試食しようか」

 3人で試食を始め、食べます。

「うん美味しいね。これなら良いね」

「男爵様のをもらっても良いですか?」

「良いよ。自分のと比べて見てごらん」

 従姉妹さんは食べ比べている。

「口あたりが全然違います。それに比べ私のは・・・」

「練習すれば出来るよ。こういうのは慣れだから。

 それじゃぁもう一度やろうか」

「「はい」」

 2人が返事をした。

 もう一度、素を作ってから焼き始めた。

           ・

           ・

「綺麗にに焼ける様になったね」

 何本か焼いていると従姉妹さんは丁寧にやる様になって、南部の子は手際が良くなっていた。

 出来たのをカットすると綺麗な層になっている。

「中も綺麗に層になっているよ。バッチリだね」

 そう言うと2人は喜んでいた。

 暫くすると先輩方や殿下が来て、皆で試食会となり美味しいと言ってもらい、殿下は上王妃殿下へのお土産にすると言って持って行きました。


        ー・ー・ー・ー・ー

 本日は2人と一緒にたい焼き器をやります。

 先ずは一緒に、素とクリームを作り、魔導具を出してから温めてから作り方の説明をして、焼く見本を見せてから焼いてもらっています。

「男爵様、もしかして今川焼ですか?」

「まぁ似たような物だよ。昨日のよりは簡単だけどね」

            ・

            ・

「だいぶ出来たね。これで本番も大丈夫だね」

「セリカ様、これ可愛いですね女子とか子供に人気がありそうです。猫をこの様にするのは初めてです」

「狙ってやっているからね。お客さんの興味を惹くようにすれば買ってもらえるから。

 それにこれは型次第で色々なのが出来るからね」

「男爵様も色々考えているのですね」

「ホーデン領を発展させる為だから」

「あれ以上発展させるのですか?」

 南部の子が聞いて来た。

「そうだよ。領民の皆が安心して暮らせる様にしないとね」

 この後も話しをしていると他の部員の方が来て、昨日と同様に試食会になり、殿下は今日もお土産を持って帰りました。

 寮に帰った後は事務局に行き、倉庫にある大きい壺を貰う為に話しをするとOKが出ましたので、鍵を借りて直ぐに行き探しました。

「相変わらず色々とあるな〜。取り敢えずは[ライト]、これで明るくなったよね」

 余りにもごちゃごちゃしているので[サイキックス]を使って机や椅子、服入れ等に分けながら探すと壺が出て来たので3つと金属類を貰い、鍵を閉めてから返却をした。

 これで壺焼きも出来るぞ。でもその前に洗わないとね。

 これで準備は出来たよね〜。学園祭が楽しみだ!!

 



ご覧いただきありがとうございます。

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― 新着の感想 ―
金色のオブジェ あれを初めて見てビールを連想する人って居るのだろうか?ところでホーデン領の名物って最初に作ったじゃがいも料理か他では作ってなさそうなうなぎかな?
壺焼き芋ですね、昭和の昔は露店で壺焼き芋買ってたべていました。
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