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中間報告

翌日、私たちは市役所に戻って、それぞれがまとめたものの報告書を提出することになっていた。

「では、これまで集めてきた情報を、みんな発表してくれないか」

全員が集まったところで会議が始まる。

議長は課長がしていた。

まず私たちが指名される。

班長が立ちあがって、みんな見ている前で発表を始めた。

「えっと、私たちの班では、まず、ダムへ行き、調査を行いました。ダムは近所一体の水源となっており、釣り堀やボート漕ぎといったレクリエーションも行えます。また、温泉やお酒といったものも調べました。お土産としたり、主人公が未成年だとしても、両親が買って帰るような形の話もできると思います」

他の班も、似たり寄ったりな話だ。

「…さて、これで一通り発表してもらったわけなんだが、今後の方針としては、主人公が行きそうなところ。設定としては高校生を想定しているから、高校での友人たちと一緒に行きそうなところって感じだな。アニメの制作会社との打ち合わせでは、主人公は16歳、男、生まれてからずっとここに在住、転校生として幼馴染が登場、友人は男2人、部活は科学部、ちょっとSFの要素もあるな」

課長の話を、誰も物音立てずに聞き続ける。

「この設定を頭に叩き込んで、探してくれ。性格は明るく、陸上系は苦手。すぐにでも友人を作りそうなタイプだけど、あまり動かないのを好む。参謀タイプだな。それでは、解散」

解散と言うと、少し経ってからみんな動き出した。

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