テンプレの本質を理解しよう
今回は、ステップ3における項目の②ですね!
①[作品のコンセプトを決める]
②[テンプレの本質を理解しよう]
③[読者が好む 魅力的な主人公の作り方]
④[魅力的なサブキャラの作り方]
⑤[全て妄想で書くな!矛盾のない設定の作り方]
⑥[◯人称視点について]
⑦[作品・エピソードの文字数の目安を決めよう!]
⑧[プロローグは慎重に……]
⑨[1話目で決めろ!読者を掴む1話目の中身とは]
⑩[地の文や説明の量はどのくらいがいいの?]
①①[描写の表現を増やそう]
①②[キャラのセリフは多め?少なめ?]
①③[物語のテンポ感とは]
①④[喋れないキャラクターの扱い方]
①⑤[読者が読みたくなるようなあらすじを書こう!]
①⑥[読者が目を止める タイトル作りとは]
①⑦[人によって感性は違うから 見切りをつけろ!]
①⑧[完璧主義になるな!売れるまで適当でいい!]
①⑨[作品を書き溜めよう]
②⓪[投稿頻度はどのくらいがいい?]
②①[投稿時間はいつがいいの?]
②②[エピソードを寝かしつける]
②③[ランキングタグについて]
②④[完結作品を作って、完結ブーストを目指そう!]
②⑤[完済させた作品を分析すること]
─────────────────────────
②[テンプレの本質を理解しよう]
まずは、振り返りですね!
コンセプトを決めたあなたは、次にすることは
読んできたランキング作品を元に──
『テンプレ』と呼ばれる
鉄板モノの作品を考えなければなりません。
例えば──
主人公側が必ず最後は勝つ とか
主人公とヒロインが必ず結ばれる とか
プロットの結末がどれも似たような形で決まってる
物語のことです
よく聞く、『王道物語』『邪道物語』『なろう系』
とかですね!
「僕は、私はテンプレは嫌いなんだ!」
という方の気持ちも理解は出来ますが…
(僕もなろう系のテンプレはあんまり好きではないし)
『評価を得る』
『世に出る』
・・・・
という観点では、テンプレは『強み』となります。
しかし、テンプレ通りの物語を書いたからといって
『売れる』わけではないんです。
なぜかというと、
『テンプレの本質』を理解できていないからです。
なので、この項目では『テンプレの正しい使い方』
を書こうと思います!
─────────────────────────
[テンプレとは]
そもそも、『テンプレート』とは
(wiki参照)
レイアウトや定型文を利用することで
『一から作成する手間を省き』
『作業の標準化』と『品質の安定化』を図るための
──"土台"──
と書いてあります。
これをなろう系小説に置き換えた時
このようになります。
ジャンルの中に存在する
『◯◯モノ』や『◯◯系』と呼ばれる『作品の展開』
が、主にテンプレートとなります。
この『◯◯モノ』でよく挙げられるのにも種類が
ありまして
①物語の舞台としての括り
②キャラクターの展開による括り
が大まかに存在してます。
①物語の舞台のテンプレート
・[異世界転生]モノ
(現実世界の人が死んで、異世界で魂だけ生まれ変わる)
・[異世界転移]モノ
(現実世界の人が、そのまま異世界へ転移する)
・[異世界召喚]モノ
(その世界の人が、現実世界の人を召喚する)
・[◯◯世界最強]モノ
(階級や魔法の種類などで強さの基準が決められている)
・[ナーロッパ]系
(理想の妄想で作り上げられたヨーロッパ風の世界観)
・[MMORPG]系
(ゲームの世界)
②キャラクターの展開によるテンプレート
・[俺TUEEE展開]モノ
(その世界で主人公がとにかく最強)
・[チートスキル]モノ
(後付けによる俺TUEEEになった感じ)
・[現代知識]モノ
(文明が進んでいない世界で、現代知識を活躍する)
・[ざまぁ]系
(主人公を不遇な展開に陥れた人物側が不幸になる展開)
・[スローライフ]モノ
(異世界などを舞台に、のんびり暮らす)
・[追放]モノ
(理不尽な理由で主人公を追放する)
・[復讐]モノ
(追放・罠・利用などの悪役に利用された人物に復讐する)
・[悪徳令嬢]モノ
(悪者のように扱われた主人公が
転生や記憶を取り戻したことで状況が変化する)
・[没落貴族]モノ
(転生した矢先、その人物かその土地の状況が悪い展開)
・[ハーレム]モノ
(主人公がひたすらモテて、えっちな展開がある)
思い浮かんだモノしか書けてないですが
他にもまだ色々あると思います。
あと、名称は人によって呼び方は違うと思うので
『◯◯もの』とか、あれは◯◯系じゃない?
とかあると思いますが、目立つ為にモノにしてます。
こうした『◯◯モノ』や『◯◯系』の作品は
『なろう系』が"流行るきっかけとなった有名作品"が
影響となり、認知されていきました。
例えば、『ジャ◯プ・マガジ◯・サ◯デー』
『りぼ◯・な◯よし・別冊マー◯レット』
『ヤングジャン◯・モーニ◯グ』
『KAD◯KAWA・小◯館・講◯社』
などの、有名レーベル雑誌や出版社から出る
漫画やラノベにおいて、作品傾向として
ほとんどの作品が『王道』『邪道』のテンプレを
元にした作品が多かった時に
『なろう系』が流行り出したんです。
そのなろう系が流行った理由として
今までの王道や邪道展開では──
『完全なるフィクションの世界』や『現実世界』で
『そこに存在するキャラクター』達が
何かをする物語でした
例えば現実世界での恋愛とか、DBやナ◯トとか
が分かりやすいかなと。
それに対して、なろう系は──
ほんとに大雑把に説明するならば
ありえないとんでもない設定で
その世界(観)をぶち壊す
ような展開にしている。という事です
例えば──
現実世界の人間が別の世界に行って活躍したり
現実ではありえないような設定を現実に持ち込んだり
フィクションと現実をごちゃ混ぜにして
さらに、その世界に存在した設定すら崩壊させる
ような展開
が、言ってしまえば『なろう系』で
その時代にはなかった、『刺激』や『新しい』
『斬新』『その発想はなかったかも!』など
と、別ジャンルとして人気が出たのがきっかけです。
ここまで聞くと、凄いことじゃないか!
と思うんですけど、確かに凄いです。
ただ、ここで勘違いして欲しくないのが
それは、『今までなかったから』面白く感じるわけで
そこに同じような展開が増えても
読者が読んだ時に
「あれ?この展開またこれ〜?」となりがちです。
ただ、これは『全く同じ展開なら!』の話です。
なので、ここからはテンプレを使うメリットや
デメリットについてお話します!
─────────────────────────
[テンプレの良さ]
まず、テンプレの良さについてお話します!
先ほどもあげたように、テンプレとは
すでに物語の展開がある程度決まっているモノ
『一から作成する手間を省き』
『作業の標準化』と『品質の安定化』を図るための
──"土台"──
です。
『◯◯モノ』というテンプレをベースにすることで
一から物語の展開を考える『手間を省き』
その分の時間を『省略』
そして、『人気のある展開』は好きな人には
刺さります。
そうして、いままで『先人達が作り上げた』
読者に根強い人気を得た『テンプレという土台』
を利用することは、なにも"悪くありません"!
一から考えるのも
創作としての強みや楽しみもありますが
"ラク"をすることも大切ですよね。
そうしたラクをする為の素材が『テンプレ』なんです
テンプレの良さは、先ほども挙げた
・一から考える手間を無くしてラクが出来る
・時間をかけなくていい
・テンプレというスタートとゴールが決まってる
安心感がある
・人気のあるその展開が好きな読者に読んでもらえる
・展開が複雑じゃないから理解しやすい
・序盤の盛り上がりが作りやすい
などなどがあります。
[テンプレの悪さ]
続いて、テンプレの悪い面を話すと
『すでに展開が決まっている』ことですね。
いい意味で受け取ると、安心感があります。
ただ先ほども言ったように
同じような『既視感』を読者は感じると
過去に読んだことがある作品と
『比較』──つまり、見比べてしまうんですよね。
「あの作品と同じじゃね?」
「う〜ん、あっちの作品のパクリじゃん〜」
「見たことあるわ〜この展開」
「はいはい!ここでチート無双ね〜」
「能力が違うだけじゃない?」
「またハーレムかよ〜」
「また主人公バカなヤツなん?」
「ご都合展開きたー」
など、『他作品との比べ合い』が始まります。
そんなの、売れる為に作家同士なら
どの作品も同じで比べ合ってるだろ!
と思われたあなた。
"その通りなんですが違います"。
そもそも、『なろう系の始まり』は
これまでなかった『新しい斬新な設定や展開』
だったから人気が出たんです。
それを何度も何度も『同じ展開』が
ベースとして展開されたら
読者は、『ごまんとある作品の中から』
『良し悪しとして』比べるようになるんですよ。
これは、有名レーベル雑誌の作品の比べる。
とは、明確に違います。
何故なら、"同じテンプレとしての作品"でも
吟味して選考した結果、"似てるけど全く違う作品"を
提供しているからです。
そのため、同じベースのテンプレを使用していても
『最終的な展開は同じ』でも
『そこに行き着くまでの展開は違います』
そうして、比べられた作品は
この作品の良さはここ!
でも、こっちの作品はこれが良いよね!
の、『良さの比べ合い』になるんです。
それが『序盤の展開から全く同じ展開』のなろう系は
分かりやすいというメリットはあるけど
似たような展開が先に来ることの既視感
というメリットとデメリットがほぼ1話目で
『共存している』んですよね。
なので、『なろう系』のテンプレの悪いところは
その膨大なテンプレ作品の数によって──
作品の『悪い部分の比べ合いが行われてしまう』
ということです。
─────────────────────────
[テンプレの利用の仕方]
テンプレを使った方がいい!
でも、使っても悪い面を見比べられるんでしょ?
なら、どうすれば良いんだ!
と思いますよね。
これまでに、テンプレの『本質』を聞いたあなたは
テンプレを──
『上手く利用』する仕方を学ばなければなりません
ただ、テンプレ通りに物語を作って
キャラクターを動いてもらうのは面白くないんですよ
何故なら、すでに『先人達』が先に作り上げ
『面白いの第一人者』となってるからです。
だから、そこに自分だけしか書けない
───"オリジナリティ"───
を入れてみて下さい!
僕自身、最近の作品はあんまり追えてないので
今は違ってきてるのかもしれませんが……
テンプレの展開に
オリジナリティを入れた作品が増えて
さらにそのオリジナリティなテンプレの展開が
増えてきたので
結局どこまで行っても
まっさらなプリンの一番上に
カラメルソースを少しかけては食べる
そして、またカラメルソースを少しかけては食べる
の繰り返しで、"最初が変わらない"から
少しずつ足してってを繰り返してるだけ。
の系統と化してるなぁと、個人的には思ってて
先(結末)がどれだけ変化しようと
今のネット媒体・ネットの読者は
"プリンの一番上しか"
食べないんですよね。
だから、どれだけ系統が違う作品を載せたところで
「ここはプリンの上だけしか食べねぇんだよ!』
って人しか集まってないコミュニティになってて
「他のとこで
カラメルソースが溜まった下を食べてもらいな!」
って感じの教室になってます。
だから、『作り手』は"それに惑わされ"
『世に出ても売れない』作品が出来上がるんです。
「序盤の展開?ソレはもう見たよ?」
「う〜ん。能力が違うだけで
展開はあの作品と同じだよなぁ。」
「今度はどんな見た目の令嬢かな?
お、絵が好みだ!ちょっと読んでみようかな!」
「へぇ〜こんな作品あったんだ〜。
なんかあの作品に似てるね〜」
「ご都合展開ばっかだし、設定もちゃんと考えてる?
またお得意の妄想だけのナーロッパでしょ?」
「作者に都合がいいとこしかないのは流石だな」
とか、色々言われてしまうのは
似たような作品になってしまう
『なろう系の序盤の展開』と『作者の知識量』に
問題があります
知識は増やすことが出来ても
決まった展開は、どう工夫しても変えられない
というのが良くない所でもあるんですよね
もちろん、変えることは出来るんですけど
これは『設定』のお話でするんですが
『無理矢理』に変えてしまうのなら
それはやめた方がいいと思います。
この辺はまた別で話します。
『王道』とかのテンプレの展開って
もっと『単純』なんですよ。
主人公が悪者を倒す
主人公とヒロインが結ばれる
とかそれくらいです
『なろう系』みたいに
主人公はまず異世界転生してそこから王様との会話があって意地悪な姫様から嫌われたから追放されました〜〜!!!
主人公は異世界の悪徳令嬢で嫌われて結婚破棄されてしまいましたが記憶を取り戻した主人公は他の王子と恋をします!
"から"始まります
ここの〜◯から始まる部分を
『王道』や『邪道』のテンプレだと──
序盤の展開として変化させれることが出来るんですよ
主人公は世界一のアーティストを目指す とか
主人公は料理人の世界でトップを目指す とか
主人公は世界や人々を救う為にエクソシストになる
とか
〜◯からの部分を、自分の『オリジナリティ』を
『加えやすい要素の展開』に仕上げれるんです。
でも、『なろう系』のテンプレは──
主人公の◯◯部分までは『決まっている』から
(さっきの例だと追放までは決まってますよね)
だから
プリンに『カラメルソース』を足してみよう
今度は『ホイップクリーム』を足してみよう
あとは『チョコレート』も足そうかな!
と、『継ぎ足し』による
オリジナリティの『探り合い』と『戦争』が
起きてます。
プリンに『アイスクリーム』を乗せて!
さらに『パンケーキ』も乗せよう!
今度は『たい焼き』とかもありだな!
とか、『変化』としての『掛け算』が全くなくて
全部『足し算』『足し算』の内容しかないんですよね
その原因は──
"序盤の"展開が決まっているせいで
『新たにオリジナリティを追加されればされるほど』
"自身達の首を絞めるような展開設計"になっている。
ことが原因となります。
ただ、だからといって
テンプレ以外の作品でランキングを
のし上がることは、ほぼ不可能です
これはもう
プリンの上だけを好む層ばかりなので
仕方ありません。
実際AIが書いたテンプレ作品が
ランキング上位に評価を得ている。
これが答えです。
読者はただ面白いと思った作品に評価を入れるだけ
それがプリンの上だけを好む読者が数を占めている
のであれば、それに合わせたプリンを出さなければ
いけませんよね?
なので、初心者さんに
アドバイスされる書き手さんからは
『テンプレ作品を書くのがいい』と言われていますが
その理由はそういう事です。
あと、一話の中で
『世界観』『キャラ』『設定』『目的』などが
分かるのも、テンプレ作品の良さであり
おすすめされる理由ですね!
でも、これまで書いてきた僕の話を
読んでくださってる方なら分かってると思いますが
"ただテンプレを書くだけ"じゃダメなんです。
ここからは『◯◯モノ』『◯◯系』の例を
書いていこうと思います
例を何パターンか作るので、多分長くなると思います。
(ここまでで5650文字あります)
[どうすれば良いのかの例文]
まずは、悪い例から書いて
その後に、こう改善した方が良いよ!
って、説明で書いていこうと思います!
※ただ、あくまでも
僕が思う編集者・世間的な読者目線の意見なので
必ずしも正しいわけではありませんし
僕が伝えるのは
『世に出た後に売れる』為の改善であって
『WEBサイト内で人気が出る』内容とは限りません。
なぜなら──
破綻した内容でも、ネットの評価が高く集まり
商業作品として世に出ている作品が数多くあるから
です
実際AIの作品が人気が高かったのに
それは商業作品にならないのは何故なのか?
(まあ、それを"作品"とは僕は思わなかったですけど
ただの創作物かな。と思ってみてましたね。)
と同じくらい、ネット読者の評価に
"正当性はそこまでない"と思っています。
(お金を払った方の評価ならば、話は別ですが。)
ただ、最近は
ちゃんとした編集者側の評価も受け取れる結果
(評価が少ない作品でも選考に残っていたり)
を目にしているので
改善などもされていってはいるのかなぁ。
と思います。
ここ最近話題になった
漫画家や原作者が足りない問題
実際そうであるかな。
(過去作のアニメ化とか、
打ち切り作でのアニメ化とかがあるからね)
と思いますが……
そこに関しては、"真偽がどうであれ"
探す側にも問題が多少はあるのでは?
と思いますよね
ネット読者の評価だけで判断して
世に出た後に世間の読者からの評価が悪いから
打ち切りね。ってしてたら
減るもんも減っていくばかりだと思うんですよ。
それなら、初めからちゃんと選考してくれって思うし
きちんと売れるように作品を見て
指摘をしてあげてますの?
って感じだったので、いい改善方向なのでは!
と思います!
あくまでも
これから話す内容を参考に取り入れるかどうかは
あなた自身が納得したなら取り入れてみると
作品の質が上がるのではないかな。と思ってます。
[例]テンプレ[異世界 追放 モノ]
(理不尽な理由で主人公を追放する)
追放モノのメインは──
『主人公が追放されなければ
そこから物語は動くことがない。』
ってことですよね!
なので、初めは主人公を追放しなければなりません。
そのための『テンプレ展開』は──
①主人公の能力
②世界観における基準値
③主人公の立ち位置
④主人公の周りの価値観
などによって『成立させる』ことが出来ます。
①主人公の能力を理由にする────────────
これは、主人公の能力が『使えない能力』だと
思わせる展開の仕方です
②世界観における基準値を理由にする────────
ここでは異世界に設定してるので
その世界における──
『魔力量』『属性』『魔法の種類』『ヒトの地位』
『貴族の階級』『平民か奴隷』
など、さまざまな基準値によって差別の要因を
作り出すことで追放させる展開の仕方です
③主人公の立ち位置を理由にする──────────
これは、主人公が置かれている環境の状況です。
例えば──
主人公は王国に勤める宮廷魔法使い とか
主人公は勇者パーティーの荷物持ち とか
主人公は有名ギルドのメンバー とか
主人公が追放された時にインパクトが残りやすい
環境に身を置くことを利用した展開の仕方です
④主人公の周りの価値観──────────────
これは、"主人公にとっては"『価値の高い』
『能力』『物』『スキル』『魔法』『属性』
などでも、"周りの価値観"からしたら
その認識が全く逆で、『価値の低い存在』である
と思わせることで、追放の理由にする仕方です
これらを元に、例えばですが
悪い例として適当に書いてみますね
[悪い例]
主人公プリン(男)は
12歳の誕生日にスキル選定を女神から受けること
になった
しかし、そこで授かった能力は未知の能力
───『質量』だった
そして、幼馴染は『剣聖』『賢者』などの
有名なやつになり
一行はパーティーを組むことになる
数年後──
スキルの使い方や説明がないこの世界において
先人の使い方から学ことしかできなかった主人公の
スキル『質量』は、何も出来ないまま
ただの荷物持ちとしてパーティーに寄生していた。
そして、主人公はパーティーから『役立たず』だと
追放されてしまう
しかし、主人公は『たまたま』物の重さを変化させる
ことに気付き、能力について謎が判明!
──それは、物の重さを自由に変えられる能力だった
そして、主人公は無双展開へとなっていく物語である
と、こんな感じのテンプレがよくある
と思うんですけど
(いま適当に考えたので
実際にあったりしたら本当に申し訳ありません。)
まず、この例作品の悪い点を挙げるとするならば
①最初のスキル鑑定の際に、この世界において
スキルの使い方や説明がないことを
提示していないこと
②そもそも、その世界の住民が『質量』という言葉を
知らなくても、『物の重さ』とは。について
考えたことはなかったのか?ということ
③それにしても主人公が
そのことに気付くのに時間がかかりすぎなこと
④能力を試さずに放置していた無能な仲間は
なんなの?という疑問
これらの要因が、パッと思い浮かんで
挙げられますよね?
これに対して思うことは
作者が書きたいモノ以外を調べたりせず
テキトーに考えて
整合性なども取らなかった"結果"による
"そうしなければ"
"物語の展開が作ることが出来なかった"
の、これだけですね。
別にフィクションだから良いんですけど
その理由に対しての
『理由付け』の為に
『世界観の崩壊』や『キャラの無能さ』を作る
ことは、"読んでいて不快な要素"となりがちです。
これは、『お金を払った側の読者』の考えです。
なので、ネットの読者は
「まあ、フィクションだし」
「まあ、こっから主人公がどうなるかっしょ!」
「主人公バカだけど頑張れ!
周りはもっとバカだからいけるぞ!」
「まあ、気づくのに時間かかったけど
そういう世界観ならしかたないか。」
とか──
"読み進めるため"に
「まぁいいか。」と
"自分を納得させてしまう"んです。
この認識の違いが、結果的に「面白かった」
の"評価の違い"に繋がります。
お金を払って不快な思いをした読者は
その続きは読みません。
なので、"酷評されてしまった部分の要素"に
『物語の破綻』や『矛盾点』などがある方は
その辺りがしっかり出来ていなかった。
と、受け入れるしかないんです。
『ネット小説』という媒体から『本』という媒体
に変わった時点で──
面白い面白くない以前に、その価値があるのか
読む読まれないの読者に変わってます。
最後まで読んでもらえたら面白いハズなのに!
評価もある!書籍化もしたのに!
そう思っても──
"世間の審査員"は"買う価値があるのかの判断"を
書籍の一巻目でします。
そこで、最初が破綻していれば
その結果は当然なんですよ。
見逃されていた欠陥が、世間に露呈して発覚した。
ただそれだけです。
そうならない為に、先ほどの内容で
『指摘』と『改善点』の例を書いていこうと
思います!
まず、書き出した悪い点について
どこがどうだったなら、読者は納得できていたのか
を分析してみましょうか!
①最初のスキル鑑定の際に、この世界において
スキルの使い方や説明がないことを
提示していないこと
→なら──
スキル鑑定の際の前に、『剣聖』など別のキャラを
出して事前に知らせておく。
「あれが剣聖か!凄い!あんな凄いスキルが!」
とかの『情報』を、『主人公』や
『そのスキルを受け継ぐ・発現させるキャラ』を通して
『読者にも』凄いんだなと思わせます
→それか──
スキル鑑定の際に、スキル鑑定を行う司祭のような
キャラや周りに集まるモブキャラに説明させる。
その時に「あ、そうなのね!」と分かるように
『説明』を入れて下さい
②そもそも、その世界の住民が『質量』という言葉を
知らなくても、『物の重さ』とは。について
考えたことはなかったのか?ということ
→その世界においての住民の知能が低すぎると
物語を通して矛盾が発生しやすくなります。
それにより、後付けで考えた『能力の設定』や
『技』などの理屈の説明がおかしくなります
→なので、ある程度知能がある世界観でないと
登場人物が全員バカで、見ていて呆れてしまいます
→その時代の文明に対して、バカしかいないのに
なんでそんな高度な物が存在してるんだ!?
ってなりがちなので、世界観の道具とか建物とか
を良い物にしたい場合は、住民の知能レベルを
あげて下さい
③それにしても主人公が
そのことに気付くのに時間がかかりすぎなこと
→数年の間なにしてたん?って読者は思います。
努力もせずに、ただ絶望していた主人公が
いきなり世界全体バカレベルから、少しだけ賢く
なった主人公を好きになる要素がありません
→努力して、頑張って自分で見つけた結果を
書いているのであれば、それは応援する動機にも
なりますし、その後の活躍も気になりますよね?
ただ、たまたま発見して
実は能力が凄かったんです!と言われても
それは主人公が凄いからではなく
能力が凄かったんだね!としか思われません
④能力を試さずに放置していた無能な仲間は
なんなの?という疑問
→一緒に数年旅をしたのに
誰も解明することが出来なかったの?
どんだけバカなんだよ……。と思います。
それにより、一気にキャラの魅力は失われ
バカなキャラなんだな。しか思わなくなります。
→それから、無能だと分かっていたのに
追放までが遅くないか?と思いません?
どうせ追放するんなら
数年待った時間はなんだったのか。
その間の主人公たちの思い出が後から
書かれたところで、なんの感情移入も湧きません
このような『指摘』が浮かびますよね
では、その辺りを『改善』してみましょう!
[良い例]
主人公プリン(男)は『剣聖』スキルをもつ
街の人々から羨ましがられる父親の力に憧れていた
12歳の誕生日にスキル選定を女神から受けること
になったプリンが授かった能力は、未知の能力
───『質量』だった
聞きなれない言葉に戸惑う中──
幼馴染は『剣聖』『賢者』などの有名なやつになり
一行はパーティーを組むことになる
数日たっても能力を発現できないプリンに対して
身の安全を考慮した仲間たちから提案される
思いやりとして、仲間は冒険者を諦めさせて
故郷で暮らさせる為に主人公をパーティーから追放
という名目で『戦力外通告』を果たす。
故郷に戻る主人公だったが
帰りの旅にて能力の片鱗に気付く。
そして、故郷に戻った主人公の日常で
後悔や葛藤の様子があり
ある日、故郷が魔物に襲撃されてしまう
そこで、村のみんなを守る為に立ち向かい
ボロボロになりながらも、能力の片鱗の記憶を
思い出した主人公が、初めて能力を使って魔物を倒す
そして、魔王を倒すために
仲間とは別の道で強くなっていく成長物語
とかなら、追放後の別々の展開も不快な気分ではなく
まだ見れる内容だし
所々に小さな要素(説明や描写、伏線)を入れることで
主人公の能力凄い!と
主人公はそれを使ってどんな活躍をしてくれるんだ?
と、このように展開も作りやすくなりますよね?
実は能力が強かっただけだと
『主人公は誰でも』良くなってしまいます。
"その"主人公だから、"その物語"に意味がある。
そう読者に思わせることが出来なければ
"嫌われたままの主人公"は
"何をしても嫌われたまま"です。
追放される理由が、ただ役立たずだったら
それは主人公じゃなくても良いわけですよ
主人公の葛藤がなければ
モブキャラがその能力で無双すれば良いわけですから
そこに繋がる正当な理由があって
初めて読者は主人公に感情移入するわけで
テキトーな理由で、意味がわからない理屈で追放
されても、追放する側は気持ちが悪いなぁ。と思い
主人公側はなんでなにも反論しないの?
と嫌な気持ちになります。
だって、『それ』に
『自分を投影させなければならない』
わけですからね。
自身が作ったキャラが
そんな扱いされるのは嫌じゃないですか?
だから──
整合性がある『好かれる・とことん嫌われる悪役』と
共感できる『好かれる・同情できる主人公』を
考えてみて下さい。
作者の操り人形のようなキャラクターではなく
物語の中で生きているキャラクターを作って下さい
いろいろ話がごちゃ混ぜになってしまったんですが
結局は──
①まず
物語の流れをベースにして
(◯◯系のベースのことです)
②そこから
予想外(読者を裏切る)の展開を
考えなければなりません。
③かつ
リサーチしたジャンルで、流行を取り入れる
④そこに
自分だけの要素を入れ
⑤そして
面白い作品であること
が一番の『理想』です!
散々、僕が言ってきてる内容は
『売れる』ための作品作りだと言ってますが
なんで初めから
こんなことまでした方がいいのかと言うと
結局、後からそうしなければならない。
って気付くことになるから、先に言ってるんです。
仮に受賞して、そこから一年──
設定など練り直したり
原作の改稿やチェックで何回も読み直したり
その他の打ち合わせ作業もある
そうした一年もの時間をかけた
自分が面白いと思った作品を世に出して
1巻で打ち切りね。
2巻までしか難しそう。
と、"たった"三ヶ月そこらでそれまでの時間が
終わりになるんです。
なら、初めからやった方が時間をかけなくて済むので
なん度もチャレンジ出来るかもしれない
その時間で、より多くの作品を作れば良くないですか?
好きにやって、受賞後にやれば良くない?
って思うなら、それで良いと思います。
でも、自分が作品を売って行きたいなら
効率良く作業が出来なければ時間の無駄だと
思いませんか?
小説を書くのは時間も体力も使います。
その中で、一分一秒たりともラクにするための
正しいテンプレ作品の作り方を理解してみて下さい!
─────────────────────────
今回は以上になります!
次回は──
③[読者が好む 魅力的な主人公の作り方]
についてご紹介していこうと思います!
また、例として『ハイキュ◯ー』のキャラを
例に挙げながら書こうと思ってます!
これを書いてる今
『ジャ◯プ+』で前半後半に分けて
全話無料公開するとのことだったので
エッセイを読まれる前に把握しておくのも
良いんじゃないかな!と思います
例えとして『チームごとのモチーフ』や
『キャラの対比』なども書く予定なので
誰がなんのキャラの説明なのかが理解できる
チャンスですね!
[あ と が き]
なんで僕が小説を書くためのエッセイで、漫画ばかり例に挙げてるのかと言うと
結局ラノベ作家を目指すのならば、コミカライズも目標として含まれるわけで、そこで誰もが例として分かりやすい例えが漫画かなぁ。と思っているからです。
そして、例として取り上げる作品が『ジャ◯プ』作品とかが多いのは、媒体が大きいのである程度の方が認知しているであろう。と言う想定で例に出させていただいてます。
なので、この作品はこうだ! うんうん。分かるよ。
恋愛系は違うぞ! うんうん。その通りだ。
と、書きながら僕も思ってます!
あくまでも、イメージしやすい認知度が高めで
かつそこから分かりやすそうな作品にしてます。
じゃなかったら、マイナーな作品とかもっと例に挙げてますからね。
(この作品も、これもこれも!良いやつなんだよ!って)
なので、この作品が絶対だ!とかはないのでご安心を。




