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も、もしかして……黒?

アストリッドはうつむく。帽子から垣間見える耳が林檎のように赤い。

それを目にした瞬間、カイはガチンと街灯に顔をぶつけたような衝撃を受けた。


「も、もしかして……黒?」


アストリッドはいよいよ深くうつむく。


「目は、目は……み、緑?」


アストリッドは目を固く閉じて、小さく頷く。


(ヨ、ヨハネス――――!!!!!)


カイはゴチンと机に額をぶつけた。


(あかん、ゲルツェン零号機、爆沈どころか霧散や……

塵一つ残らへん……)


「ゲルツェン先生……?」


アストリッドの声を耳にして、ガバッとカイは上体を起こした。

あんなに赤く熟れていたアストリッドの顔から血の気が引いてきている。


「あ、ごめん!ちょっと足が痛なって……」


カイは手を固く握りしめた。


「もちろん、黒と緑で作るで。

――あれや、なんなら、後ろに長い毛とかもつけとくで。」


「長い……毛……?」


アストリッドは訝しそうな顔をする。


「あの、長い毛とはどういう……」


ダンダンダン!


 ダンダンダン!


カイはパッと立ち上がり、松葉杖をついて猛然と扉に向かった。


「入って来て!鍵開いてる!どうしたん!?」


その瞬間に、小さな子を抱えた夫婦が診療所に雪崩れ込んできた。


「急に、急に、気を失って、動かないんです!!!」


「なんやて?」


【R18/BL『終局の悪魔』本日最終話公開しましたꕤ*.゜】

「愛してる」も「好き」も言えない二人の物語

優美な白髪高官ドルチェ×口の悪い赤髪悪魔フィーネ

R18版は、なろう版から1話追加して全52話

終盤のep.49~51もR18版として大幅に書き直しました

そして本日

最終話「貴様の目は美しい」公開しました(*´꒳`*)

『【R18】終局の悪魔―俺を利用するはずの白髪高官が、なぜか俺の目を美しいと言ってくる―』

https://novel18.syosetu.com/n2839mt/

※18歳未満の方は閲覧できません

お気に入りのキャラクター・場面がありましたら★評価・感想を頂けるととても嬉しいです୨୧

一言でも大歓迎です⋆。˚✩


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