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18/20

剪定ばさみで「ザンッ」

明日完結です❀

「おや、アストリッド様。」


カイを思いきり床に落として、

ヨハネスはアストリッドに礼をする。


「手に持っておられるのは、

この男が作ったものですか?」


アストリッドはウンウン頷いて、

フンスと胸を張り、ヨハネスに自慢げに見せる。


「相変わらず手先だけは器用ですね。

どうせ暇があればチクチク裁縫して、手術の腕を維持してるんでしょう。」


アストリッドは、ハッとして、

居間を彩っていた数え切れないほどの手芸品を夢のように思い出す。


「アーッ!弱々しいとか、武術やれとか言うんやろ!」


「おや……?」


ヨハネスはウサギのぬいぐるみを覗き込む。


「あかん!あかん!ウサギまで取るのはあかん!」


騒ぐカイを一顧だにせず、ヨハネスは「ちょっとよろしいでしょうか?」とアストリッドからウサギを受け取り、氷のような目で、ぬいぐるみの後頭部を見る。


「フィリップ。」


ヨハネスが、栗色の髪の美麗隊員の一人に手を出すと、隊員がサッと剪定バサミを渡す。


次の瞬間、


ザンッ


……ウサギのポニーテールと緑のリボンが切り離された。

はらりと落ちるその二つを優雅に手で受け止めたヨハネスに、カイが噛みつく。


「お、おまっ!!なんで切んねん!!

自分のきっしょいトレードマークやん!

僕がッ……どんな思いでッ……これをッ……」



これまでのお話▼


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読後感ふんわり⋆。˚✩ほのぼの恋愛ファンタジー(*´꒳`*) ~❀~

小さな宿屋の日々を、のんびり楽しんでいただけたら嬉しいです୨୧


★評価などで応援していただけると幸いです୨୧

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