↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

PR
14/20

カイの抱擁

夫婦が扉を出て行った。


「ほんまや、アスティ、宿屋置いて来てたんやんな……ごめん、全然考えてへんくて……」


アストリッドは首を横に振った。


「わたくしも、すっかり宿屋のことを忘れておりましたわ。」


二人で顔を見合わせてフッと笑う。


「でも、そろそろ朝用のお茶を準備する時間ですからお暇しますわ。」


アストリッドは親父姿のまま、優雅な仕草で礼をする。


「……ゲルツェン先生、くれぐれもお身体ご自愛くださいませ。」


そして、扉に向かおうとした瞬間、

アストリッドはカイの胸に抱き寄せられていた。


(えっ……)


「……僕、足こんなんやったし、

アスティおらんかったら、あの子を生かされへんかったと思う。」


薄暗い待合室で、

カイが言葉を発するたび、

カイの固い胸からアストリッドに振動が伝わる。


「ほんまに、ありがとう。」


カイの長い腕にグッと力がこもる。

……この抱擁に小さな命を乗せているかのように。




これまでのお話▼


◆元公爵令嬢の小さな宿屋―年下の町医者が、客でもないのに今日も会いに来ます

※10月5日注目度ランキング(完結済)30位・(全体)52位に入りました୨୧

https://ncode.syosetu.com/n8605mt/

◆元公爵令嬢の小さな宿屋―陶器市で年下の町医者と手をつなぎました

https://ncode.syosetu.com/n0955mu/


読後感ふんわり⋆。˚✩ほのぼの恋愛ファンタジー(*´꒳`*) ~❀~

楽しんでいただけましたら、

▼こちらの★評価で応援していただけると、とても嬉しいです⋆。˚✩

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。