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ちっちゃくても、強いねんで

アストリッドは人差し指をそっと出すと、自分の額をツンとして、首をかしげる。


「あ、それそれ……

か、身体に悪いもんちゃうで!

グッと……その、深く寝られるし、

その方がアスティも元気になるし……」


アストリッドはつけ髭の下で微笑んだ。


「ありがとう存じます。

お陰様で元気になりましたわ。」


そう言いながら、点滴をしてぐったりと寝ている子供を見つめる。


「あ、この子?もう大丈夫やで。

親が、蜂蜜食わせた言うてたから、それやと思うわ。

あかんねん、赤ちゃんにはちみつ食わせんの。

――え、この後?

ここからはな、結局はこの子の身体が毒に勝つしかないねん。

水飲んで、もの食って……

え?この子が小っちゃいから心配ぃぃ??」


カイは目を細めて子供を見た。


「ちっちゃくても、

意外に強いねんで。生きる力。」



これまでのお話▼


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