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9-9 返信


 話をしているともう1時間経っていた。凪ちゃんがトイレに行ってくると行ってこの場を離れた。


「正直、凪ちゃんと僕が同じって言われて信じられる?」


 自分は彼女が聞いていないタイミングを見計らってその話を聞いてみる。彼は正直、あの装置の一件がなければ信じられないと思うと言っていた。そうは言っても、喋り方とか大雑把な性格が似ていると思うから、兄弟レベルだと思うと信じられるかもしれないとフォローしてくれた。大村も大体同じような感覚らしい。


「話してる内容が内容だからね」


 自分はそういった。自分はお酒を飲みながら携帯を見ていると、十数分ほど前に映画のインタビュワーから連絡が来ていたことに気がついた。インタビュワー本人のアカウントからのものだった。


「突然の連絡失礼します。(インタビュワー本名)と申します。わざわざ連絡ありがとうございます。前回はインタビューありがとうございました。広報アカウントにDMを送っていただきましたが、こちらのアカウントから返信させていただきます。映画『時空のおっさん』については、あなたのインタビューを1つの参考としてに脚本を書かせていただきました。完全に添えているかはわかりませんでしたが、世界観を作る際の参考とはなりました。あなたのインタビューなしでは、作品は全く違うものになっていた可能性があります。


 あの後大きな進展があったということは驚きです。添付いただいた文章は長かったためまだ途中までしか読めておりませんが、もう1つの世界が実際に存在するとはという感じでした」


 自分はそのDMを彼らに見せてみた。彼らは驚いているようだった。


「マジで?」


 彼らはそう言っていた。


「前回話したとき、凪の話を聞いたインタビュワーはどんな反応してた?」


 本郷少し気になったようでそう言っていた。自分は、本気で信じられているかはわからないが不必要に笑ったりすることなく話を聞いてくれたと伝えた。そんな話をしていると凪ちゃんが戻ってくる。


「ちょっと向こうの世界に行ってDM送ってたんだけど、ふとすぐに返ってきたような気がして携帯見てみてもなかったから、そっちの世界で返信きていたりしてない?」


 凪ちゃんは僕をみてそう言っていた。自分は来てたよと伝えた。返信が来ていることを凪ちゃんが理解していることを知らない本郷と大村はかなり驚いていた。


「記憶が世界から流れ込んでくるみたいな話、そっちでもあったのか」


 本郷はそう言った。自分が前いった話が凪ちゃんにも起きていることを知って驚いているようだ。


「本当だったのか」


 大村もそういう話をしていた。自分は少しであっても「もう1つの記憶が流れてくる」という僕の話を信じてくれたようで嬉しかった。


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