日記録_██日目
宿の部屋は相変わらず古っぽいが、俺はこんな感じの方が好きだ
気分転換に宿の周りを少しばかり歩くも、俺の頭にずっと居るのは
木に登ってはしゃいでたあいつ
虫にビビって俺に抱きついてきたあいつ
寝る時「今日楽しかった」なんて言ってすぐに寝付くあいつ
同じ奴の事ばかりで自分が嫌になる
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今日、宿を出ると言った時の主人の言葉はどこか俺を慰めるような雰囲気だった
俺はどこまで気を使わせるのだろうか
少しばかり歩くも、聞こえるのは小鳥の声や木の揺れる音
少しばかり空の雲行きが怪しい
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昨日と一昨日は雨に降られた
あいつなら髪のセットが崩れるだとか言って騒ぐだろう
だが俺はただ、衣服が雨に濡れて肌にくっつく感覚を不快に思うだけだった
多分、一言も喋っていない
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昨日から体調が悪い。熱を出したのか、少し視界が揺れている
泊まれそうなとこを見つけて休息を取るか、早めに治るのを願って進むか
どちらにせよ、今はあまり気分が良くない
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何日前だったか忘れたが、ずっと体調不良に見舞われていた
たまたま回復能力を持ち合わせた人物に見つけられた為救われたが、俺は木に寄りかかったまま意識がなかったらしい
礼は良いと言ってくれたはいいものの、そのまま本当に何も受け取らず去る奴があるか、
少しばかり心残りだ。失うもののない今の俺なら、なんでも礼をしてやれたと思うのに
直接ではなく能力でなんでも解決しようと考える脳みそになったか。
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