日記録_█日目
今日、歩いた。
どこへ向かっているのかは分からない。
足が勝手に前へ出ているだけだ。
あそこから歩いてからどれくらい経ったのかも曖昧になってきた。
空は晴れていた気がするし、雨だった気もする。
正直よく覚えていない。
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橋の下で夜を明かした。
川の音がうるさく眠れなかった
來菟なら魚でも捕まえようとして落ちていた気がする。
それを見ていたとしたら、多分呆れつつ世話を焼いた
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今日、途中で湖を見つけた。
顔を洗おうと思って覗き込んだら、自分でも驚くくらい酷い顔をしていた。
少し笑った。
笑えたことに驚いた。
腹は減っていた気がする。
何か食べた気もする。
味は覚えていない
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今日は妙に静かだった。
廃かけの道の途中で墓場を見つけた。
整備はされていなく、ほぼ植物に埋め尽くされていた
隣でうるさく喋る奴がいないだけで、こんなに違うらしい。
……変な話だ。
今まで散々騒がしいと思っていたのに
気づけば、その騒がしさを探している。
どこにもないなんてわかってるくせに。
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昨日は記録を書くのを忘れた
前に訪れた宿に来た
宿の主人に連れはどうしたと聞かれた
少し考えてから、「先に行った」と答えた。
間違いではないと思う。
俺の顔色を見て察したのか、宿の主人は少し気まずそうに部屋の鍵を渡してきた
困らせて申し訳ない。
俺は本当に情けない奴だ。
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