表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
館護戦線  作者:
館護戦線
38/76

互いを支える勇気

瓦礫が崩れ落ち、戦場はもう原型がない。その中をひときわ小さな影が走る。


ララメ「……っ、はぁ、はぁ……!」


ピンクの電撃を纏い必死に前へ出る。怖い。本当は足が震えてる。でも止まれない。


霣羅もヤグもみんな前にいる。自分だけ立ち止まるなんて絶対に嫌だった。


フォドルの腕が振り上がり衝撃波が生まれる。


ララメ「――来るっ!」


咄嗟に電撃を放つ。"バチィッ!!"と音が響くけれど威力が足りなかったためか弾かれる。


巨体の拳のような圧力がそのまま落ちてくる


ララメ「……っ!」


避けきれない…そう思った瞬間。ふわっと体が急に横に滑った。


ララメ「……え?」


地面を擦ることもなくまるで見えない手に引っ張られるみたいに数メートル移動する。

衝撃波は避け地面が粉砕。遅れて爆音。


ララメ「……え、え?」


「――ララメちゃん!大丈夫ですか!?」


聞き慣れた声の方を振り向くと少し離れた瓦礫の陰。


両手を前に伸ばし必死に集中しているソラ。額には汗が垂れているが視線は一点固定。


ソラ「す、すみません……!勝手に動かしてしまって……!」


ララメ「ソラちゃん!?」


ソラ「視界に入っていたので……とっさに……!」


息が荒い。明らかに余裕はない。操作能力でララメの身体を丸ごと動かしたのだ。


ララメ「……助かった、ありがとう!」


ソラ「い、いえ……!でも……!」


フォドルの視線が今度はソラに向く…途端ゾッとする殺気にソラの肩がびくっと震える。


ソラ「……っ」


怖い戦闘なんて慣れてない、本当は逃げたい。


でも


ソラ「…ララメちゃんが前に出るなら、私後ろ、やります……!」


手を強く握る。覚悟を決めた顔。ララメがニッと笑う。


ララメ「じゃあさ!私思いっきり突っ込んでいい!?」


ソラ「は、はい!見えてる限り、全部サポートします……!」


ララメ「よっしゃ!」


電撃がバチバチ弾ける。ララメが地面を蹴る。真正面から突撃。当然フォドルが迎撃。


腕が振り下ろされるがララメの体が横にスライドしてギリギリで回避。


フォドルの眉がわずかに動く。次の蹴りで今度は上に持ち上がる。空中回避。


ララメ「うおおお!?浮いた!?」


ソラ「す、すみません!雑で!」


ララメ「全然いいって!!」


そのまま空中からピンクの雷が直撃。フォドルの肩に炸裂。初めて小さく後退する。


ララメ「当たった!」


ソラ「や、やりました……!」


でもすぐに反撃。瓦礫を蹴り飛ばしてくる。数が多すぎる。ソラの視界いっぱいに散らばる。


ソラ「……っ、全部は……!」


操作が追いつかない。


ララメ「やば――」


その瞬間瓦礫の一部だけが軌道を逸れ、ララメの直撃コースだけが強引に空間が空く。


ソラ「重いのだけ……どかしました……!」


ララメ「十分!!」


転がりながら回避。すぐ立ち上がる。


ララメ「ソラちゃん!」


ソラ「は、はい!」


ララメ「私囮やる!だから好きに動かして!」


ソラ「……っ」


一瞬目を見開いて。それから小さく笑う。


ソラ「……分かりました、ララメちゃんは私が全力で守ります」


その声はもう震えてなかった。ララメが走りソラが操る。押して、引いて、下からなら浮かして逸らす。


戦闘技術ゼロのはずのソラが絶対当たらない軌道を必死に作り続ける。


ララメの雷が何度もフォドルに刺さる。


フォドル「……鬱陶しいな」


初めて明確な苛立ち。二人は息を切らしながら笑う。


ララメ「ねぇソラちゃん!」


ソラ「はい!」


ララメ「私たちけっこうやれてない!?」


ソラ「はい!ちょっとだけ、かっこいいかもです、!」


ララメ「だよね!」


同時に前へ出る。もう逃げない。二人でなら戦える


そう思えた。

ソラちゃんとララメちゃんの(個人的)可愛い組を書かせてもらいました

文字数調整がド下手くそなのは…もうデフォです

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ