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ほっと・すぷりんぐ・にゃあにゃあ  作者:
10 再び蜥蜴型獣人のまちで
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91 再び蜥蜴型獣人(とかげさん)のまちで 8

早いですね。もう7月です。




朝ご飯の後、ロートとズィルバーは岩の周りを何度もぐるぐる回って話をしていたよ。あたしはヴァイスに乗って上からこの山を観察したよ。シュバルツも一緒に飛ぶよ。何回かぐるぐる回ってみて・・・


「みゃあこちゃん わかる? しゅごい」

「ホントニ ナニカ ワカルノ?」

・・・・・

分かりませ~ん・・


山の形は分かったけどね。

下に降りてロートとズィルバーに山の形を報告するよ。

「ほう。この山は蜥蜴型獣人のまちに向かう側は緩やかなんですね。へえ・・・反対側は急・・・下に川があるんですね。」


ロートはしばらく考えてたけどウンウンって頷いてそれから言い始めたよ。


山をぐるっと巻いて下の川に余分なお湯を流すようにするって?


川に流して大丈夫にゃお湯にゃのかにゃあ・・・

川まで川を掘るってことだよねえ・・・それってすごくにゃい?

ロートが地面に図を書いてズィルバーに説明していたよ。

「詳しくはまず,歩いて確認してきましょう。」


・・・・


お昼の後,みんにゃで山をぐるりと回ってみるよ。道なき道だよ。歩きづらいったら・・

おまけに木がやたらと多いんだよ。この山の反対側は,急だしさ。滑り落ちそうだよ。谷みたいににゃっていて,向こうにも山があるんだよ。向こうに見える山も急そうだよ。でも何で山の向こう側ととこっち側でこんにゃに違うのかにゃあ。

そしたら,ロートがこの山は,多分向こうの山と,元は一つだったんじゃないかなって言ったよ。

「何らかの原因で2つに割れたんでしょうねえ。」

「で,その間に川が出来たっと?」

「多分ね。封印と何か関係あるかもしれませんね。」


途中久しぶりに迷わせ鳥を見たよ。きらきら光って綺麗だにゃあ・・・

「みゃあこちゃん どこ いく?」

はっ


まえ,ベァーさんから教えてもらった,食べられる草とか,実とかも見つけたよ。ちゃんと採って,背負ってきたリュックにしまっていくよ。

小さい赤黒い実はつぶれやすいから,リュックにしまえにゃい。だからヴァイスとシュバルツと一緒に摘んでは食べ摘んで食べをしにゃがら行くよ。

「早く来い!!何してんだ!!!」

あら。


夕方もうすっかり暗くにゃる頃ようやく岩の近くに戻ってきたよ。最後はあたしとズィルバーはヴァイスに乗って帰って来たんだけどね。


ロートとシュバルツは・・・・

「ぼく ろーと のせりゅ」

「え・・・いや・・・」

「はやく のりゅの」

「え・・・あの・・・」

って会話を延々と続けてたから,置いて来ちゃった。


夕飯の支度が出来る頃,二人で帰って来たんだけどね。

「うわああああああ」って叫び付き・・・・で。


・・・・シュバルツから転がり降りたロートったらすっごく青い顔をしていたんだよ。シュバルツは反対にすっごくうれしそうだった。

「ぼくも だいじょぶ のせりゅ できりゅ」

・・・・・

ズィルバーと顔を見合わせて

「俺「あたし」達はヴァイスに乗せてもらうから。」

って言っちゃった。


「いいよぉ ぼく ろーとだあけ のせりゅの」

ロートったらますます青白い顔ににゃったけど・・大丈夫かにゃあ?


夕ご飯の後,例の二人は待っててもいつ来るか分からにゃいってことで,普通に寝ることににゃったよ。お休みにゃさい・・・ぐう・・・


夜中・・・

あたしはまた金色に光るところにいたよ。

目の前に影・・・ぼんやりしてる。声の獣人かにゃあ?

「今晩は。」

あたしも慌てて挨拶返したよ。

今晩は。

「何かいい方法は考えついたみたいかい?」

あのね。ロートがね,川まで流そうって。

「なるほどね。でもね。」

でも?

「あの量を一気に流すのはね。」

流すのは?

「まあ。みんなを起こして話そうか。」

起こせってことね・・・はいはい・・あたしはぱっちり目を開けた。金色に光るものはテントのどこにもにゃい。不思議。


あたしは起き上がってロートとズィルバーを揺さぶったよ。二人ともすぐ起きた。

「来たのか。」

「どちらにいらっしゃるんですか?」

あたし達はそっと外に出たよ。もちろんヴァイスとシュバルツは寝かせたままだよ。


外でくすぶっているたき火に,ズィルバーがなにやら唱えたら,たき火は燃え上がった。

まだまだ夜は寒いよね。

たき火の周りに座るのを待ちかねたように,声が話し始めたよ。

「やあ。いろいろ考えたみたいだな。」

「そうですね。川に流すところまでは考えたんです・・・具体的にはこれからですが。」

「それなんだがな。」

・・・

「あの岩を外すと,湯が一気に2~30尋くらい吹き上がる。」

「え・・・と言うことは・・」

「そうだ。吹き上がった湯をどうするかの対策も必要だな。」


・・・・難しい言葉が多すぎますぅ。分からにゃ~い・・・

「要するに,お湯が空髙~くぴゅーって上がるんですよ。それをどうにかしなければっていってるんです。」

ありがとうロート。

「俺の力じゃあ駄目だな・・・」

「そうですね。」


・・・・・しーん。テントから・・ぷぎゅぴぴぴ・・・すう・・・ヴァイス?シュバルツ?どっちだ?

ん・・・ヴァイス・・・そうだ。


「ねえねえ,ヴァイスに凍らせてもらったらどうにゃの?」

みんにゃ一斉にあたしを見たよ。声の主もあたしを見たようにゃ気がする・・・


「なるほど」

「確かに。いいかもしんねえ。」

「お湯を凍らせる・・か。考えなかったな。その線でまた考えてみてくれ。また明日の夜来る。」

そう言って声の主はいにゃくにゃった・・みたい・・・


1尋は1,5M計算です。20尋で30M・・・おおお結構高い・・・


読んでくださっている方,ありがとうございます。

活動報告も,時々更新しています。よろしければ,目を通していただけるとうれしいです。

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