81 再び蜥蜴型獣人(とかげさん)のまちへ 2
「にゃあにゃあのみなさん。よく戻ってきてくれましたね。」
「お待ちしていましたよ。」
「おや。仲間が増えたのかい。可愛い小獣だね。」
蜥蜴型獣人達はみんにゃにこにこして出迎えてくれたよ。
今回泊まるところは,蜥蜴型獣人のお母さんのところじゃにゃくて,修行しに来る職人さん達が住んでるとこにあるお部屋を1つ貸してくれるんだって。へえ。
蜥蜴型獣人のお母さんは,
「いつでも遊びにおいで」
って言ってくれたけどさ。そうそうお世話ににゃってばかりじゃあ悪いもんねえ。
光る苔玉があちこちに置いてある通路を進んでいく。少し登ってるみたいだにゃ。ちょっときついぞ。おや?・・・ちゃんと?ヴァイスとシュバルツは二人のリュックの上だしさ。ふうふう。
位置にすると崖の上の方にあるって言いうその職人さん達のお部屋は,窓があって,明るい部屋だったよ。にゃんでも,来る職人さん達は暗い洞窟での暮らしにうまく適応(ねえ,ズィルバー,適応ってにゃに?え?俺に聞くにゃ!?)できにゃいことが多いんだって。だから,窓のあるところが職人さんの修行のためのすみかににゃってるのは,少しでも陽の光が当たるとこに住まわせてあげるためなんだって。
蜥蜴型獣人達は日光が欲しけりゃ勝手に日光浴に出ちゃうけど,職人さん達はそうそう出れないかららしい。ってことは,作ってるとこにも窓があるのかにゃあ?え?あるって? ふうん。
今は,修行に来ているのは,兎型獣人が 一人と猫型獣人が一人だけらしいよ。仲良くにゃれるといいね。
食事は職人さんや修行に来ている人たちが食べるって言う食堂で世話してくれるって。美味しい物が出るといいね。
ちょっと休むと,もう夕食の時間だよ。わ~い。
食堂に行ったら,まちの世話役さん達も来ていたよ。食べにゃがら打ち合わせするんだって。
あたし?もちろん食べるよ。打ち合わせにゃんてどうせ聞いても分からにゃいんだもん。ヴァイスとシュバルツも,もちろん食べるだけ。ズィルバー?多分聞いてる振りして食べるんだろうなあ。
「ミャアコチャン ダレト ハナシテルノ?」
「だれかいるんでちゅか?」
いやいやいや・・・誰もいにゃいです・・・
このまちの食事では,ベアベアのお肉のことしか記憶ににゃいんだよねえ・・・お弁当でだけ食べたベアベアのお肉。あれは美味しかった・・・
春だから,山菜が多く出たよ。それも,てんぷうらって言うものだよ。んとねえ・・山菜に衣を付けて(衣ってにゃに?・・・ボクシラナイ・・・ぼくもわかんない。・・・当たり前か・・・)油で揚げたって言う物なんだよ。あたしは油が好きにゃんだ。だから沢山食べちゃった。ヴァイスとシュバルツは,衣をはがして中身だけ食べていたよ。はがした衣はあたしがいただき・・・あ。ズィルバーが食べた。ずるい。
こっちで賑やかに食事をしているあたし達の向こうでは,ロートが世話役さん達と話しにゃがら,にゃにやら迷ってるようにゃ顔をしていたよ。珍しいにゃあ。何を言われたのかにゃあ。
お腹がいっぱいににゃったけど,今日はお風呂なしにゃんだ・・・北の国の温泉を出てからお風呂に入ってにゃいんだけど・・・毛皮にゃら簡単に舐めちゃうのににゃあ。
お部屋の隅っこにお湯の入ったたらいがでんと置かれて・・・これで体を拭くらしい。
・・・って・・飲むにゃあ!!!
あわててヴァイスとシュバルツを止めたんだけど・・・
「このおみじゅ おいちいよ」
「ウン オイシイ ミズダヨ。」
そういう問題じゃあにゃい!!これで体を拭くんだい。飲んじゃったら体を拭けにゃいじゃあにゃいのさ!!
すったもんだの末、ヴァイスとシュバルツの体を拭き終わり,次はあたし・・・ぽいぽい脱いだら,ズィルバーに怒られちゃった。
「恥じらいってもんはないのか!!おまえは!!」
・・・恥じらいってにゃにさ?プリプリ怒りにゃがらズィルバーが部屋から出て行ったよ。不思議・・・今までぽいぽい脱いでてもにゃんにも言わにゃかったくせにさ。
後で部屋に戻ってきたロートに,
「ミャアコちゃんは女の子なんだから,服は簡単に脱いじゃ駄目だよ。」
って言われたんだけど・・・じゃあ・・お風呂に入るときどうしたらいいのさ・・・脱がにゃきゃ入れにゃいじゃにゃいのさ。そう思わにゃい?
ちょっとズィルバーの様子が変にゃんだけと・・・どうしちゃったのかにゃあ?




