68 北の国で 12
ロートに
「ミャアコちゃん、テントを元通りにしようね。」
って言われたよ。そうにゃんだ。あたしには強い味方があったんだ。
「りおどとも」
きちんとにゃったテントの前で,あたし達はお昼ご飯を食べた。ヴルストとケーゼ付きの黒い酸っぱいブロートだよ。まだあったんだね。やっぱりこのケーゼおいしいや。あたしは酸っぱいブロートはあまり好きじゃにゃいから,ケーゼとブルストをどっさり食べたよ。
それから,ロートに,残りの食肉植物を探してここから立ち退かせろって言われたんだけど・・・あれって話を聞いて立ち退いてくれんの?
え?無理だろうって・・・・
「あいつは口はあるが,耳がなかったじゃねえか。」
確かに。口しかにゃかったようにゃ気がする。
・・・
「じゃあ,どうしろって言うのさ?!」
「ドウスルッテ?」
「自分で考えろ。」
って。
「ズィルバー酷いよ。一緒に考えてよぉ」
みんにゃで仕方なしに考えたよ・・・
・・・・・
そしたらヴァイスがいいこと思いついたよ。
「ミャアッコチャン。アレ,チイサク シチャッタラ?」
「ああ。それはいい考えだね,ヴァイス。」
「すげえな。燃やしちまうことしか考えてなかったぜ・・・」
「にゃるほど・・・」
あたしはしばらく考えたよ。
「どのくらいの大きさにゃらいいのかにゃあ?」
みんにゃまた,それぞれ考えたよ。
「俺のしっぽくらいか。」
「まだ大きいと思うよ,ズィルバー。かみつかれたら痛いと思うよ。」
にゃるほど・・・かみつかれても痛くにゃい大きさねえ。
「あたしの手の平位にゃらどうかにゃあ?」
みんにゃあたしの手を見たよ。
「どうせなら,ヴァイスの手の平位にしな。」
・・・
あたしは外に出た。この山中の食肉植物・・・思い浮かべる。口口口口口クチ・・・・・おえ~もっと小さいかわいい口・・・あたしはご主人様のお人形を思い出したよ。小さくて,ミルクを飲むお人形だよ。そのくち・・・
「れゃにくさいちつぶくょしくにくょし」
さわさわさわさわ・・・・・・
足下にヴァイスの手の平位の食肉植物が沢山現れたよ。お口も小さくてミルクのみ人形位だよ。ちょっとかわいいかも・・・・
でも・・・そいつら早速吸い付いてきた。しっしっ・・・
「うわ~」
あの声はズィルバー・・・
あたしはあわてて
「なくついす」
「れなになはくしなとお」
・・・・・
「ミャアコチャン・・・キミガワルイヨ・・・ハナガツイテルヨ・・・」
「え?花ならいいじゃにゃい?」
「ちげえよ。鼻だ!!!」
「はな~?」
見たら確かに鼻だよ・・・不気味。
「でも,吸い付いてこにゃいからいいんじゃにゃいの?」
・・・・・
そういう問題じゃにゃいって。よく分かんにゃいけど,小さな黄色い花にかえてみましたあ。かわいい花ににゃったから,食肉植物もうれしいんじゃにゃいのかにゃあ・・・
そんにゃことしてたら,もう夕方ににゃっちゃったよ。温泉をいじれにゃかった。
ロートは,
「かまわないよ」
って言ってくれた。
「時間は春までたっぷりあるからね。」
ええ~春までここにいるのぉ!!!
夕食は久しぶりにズィルバーのシチューだった。カイサルピングウイン入りのシチュー。美味しくてたっぷりおかわりしたよ。相変わらずおしりはむずむずするんだけど・・・決して考えちゃいけにゃい・・・考えそうににゃるカイサルピングウインの攻撃方法。
・・・・・・
この夜は,これからのことについて話し合ったよ。
明日からしばらく,ズィルバーとあたしは温泉設備を整える。
ロートとヴァイスは,温泉の周りを調査する。
「大体1週間もあれば,終わるだろうと思っているんだけどね。」
「ソノアト ドウスルノ?」
「この山に,もう一つ脅威があっただろう?」
「カイサルピングウインのこと?」
ロートは頷いたよ。
「カイサルピングウインの巣穴を見つけて,ここから遠くにお引っ越ししてもらうのさ。」
「やっちまうってことだな?」
「いや。なるべく素直にお引き取り願えればいいと思っているよ。何匹位いるか分からないしね。全部撲滅するのはどうかなあ。」
それを探しにロートとヴァイスは出かけるって。
ロート,ヴァイスに乗れるようににゃったのかにゃあ?
ノル?
いや。
ノッテイイヨ
いや。
ノッテヨ
いや・・・・
・・・・・




