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ほっと・すぷりんぐ・にゃあにゃあ  作者:
8 北の国で
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67 北の国で 11

目を覚ましたら,なぜかズィルバーのしっぽをしっかり抱え込んで寝ていたよ。しまった。またよだれでべとべとだ・・・

「いれき」

「けわか」

魔法って便利。これでばれにゃいはず・・・・


「ミャアコ、俺のしっぽをしゃぶって寝るのをやめろ!!!」

・・・にゃんでばれたのかにゃあ?


外に出て驚いたよ。黒焦げの物が山積みだったから・・・。にゃににゃににゃに?

「キノウノヨル デタ ショクニクショクブツノ モエカスダヨ。」

ええっ!!!そんにゃものがこの山にあったのお!!?


え?ヴァイスとズィルバーがやっつけたの?

「面白いとこ見逃しちゃったぁ。」

「安心してね。ミャアコちゃん。これからも沢山出てくるからね。」

ええっ,それって安心していいの?


 朝ご飯を食べにゃがら聞いた話では,この辺りの山には雪が溶けると食肉植物が沢山生えてくるんだって。だから,食肉植物だらけの中で温泉を探さなくていいように,この寒いのに雪の中で温泉を探していたんだって。にゃるほどねえ。1つ謎が解けたよ。


 おまけにロートは,

「温泉が出ると,多分温泉の周りに1年中食肉植物が生えるに違いないからね。みんなも知っているだろう?それをやっつける依頼も引き受けてきてるんだ。」

・・・・・・????

「この話は打ち合わせの時にもしていたはずだよ。」

・・・・・・!!!!!

「ごめんにゃさい。ロート。あたし寝てました。」

「ゴメンナサイ ロート,ボクモ ネテマシタ。」


あたし達はズィルバーをじっと見た。

ズィルバーもあたし達を見た・・

「・・・・・・?」

「・・・・・・?」

「!!!!・・・・・・すまん・・・・」


「・・・・・・・・・・!!!!!」

さすがにロートも無言だったよ。


「というわけで。」

 ロートが気を取り直してあたし達に食肉植物のことを話し始めたのはテントの周りの黒焦げをあたしが綺麗にしてからだったよ。

 この植物は,いつどこに生えてくるのか分からにゃいらしく,まちの獣人(ひと)たちも困っていたみたい。何人もの獣人(ひと)たちが退治しに来てたんだけど,倒しても倒してもまた生えてくるんだって。

「この周りが暖かいからこれからもどんどん芽を出す可能性があるってことだよ。」

・・・・・

もしかしたら・・・温泉の洗い場の方にも生えてるんじゃ?

あたしと同じことをヴァイスも思ったみたい。

「オンセンノ トコニモ ハエテルンジャ ナイノ?」


「そうかもしれないね。

ズィルバー、ちょっと見てきてくれないか?!」

・・・・・


しばらくして青い顔をしてズィルバーが戻ってきたよ。

「やべえ。食肉植物だらけだぜ・・・」

口が・・・口が・・

にゃんかぶつぶつ言ってるよ。


 とりあえず燃やしてきたというズィルバーの目は,気のせいか白かったよ。

後始末だって言って,もう一度ヴァイスを連れて行ったんだけど・・・。

戻ってきた二人は,かにゃり疲れてるみたいだったよ。何があったんだろう。

「ミャアコ,掃除は頼んだぞ。」

って寝るのぉ?え?夕べ闘って疲れてるって?ヴァイスも?


って訳で,あたしは一人で温泉にやってきたよ。

着替えるとこの近くに行ったら…うわあ・・・黒焦げの植物が真っ白な氷で覆われてるわぁ・・・あれ?1つ焼け残っている赤いもの・・・にゃんだ?動いてるし・・・

近づいたあたしは仰天したよ。でっかい口だよ・・・あたしにゃんて一飲みにされそう・・・・・れろ~んって舌が伸びてきた。

 うわっ!やだぁ!!消えろっ!!て・・・思ったんだろうにゃあ・・黒焦げのも口も消えていたよ。もしかしたら他のも消えたかも・・・・・。

どこに・・・

・・・・・考えちゃいけにゃい・・カイサルピングウインと対決してる様子にゃんか・・・考えちゃった・・・


「ミャアコ!!!」

「ミャアコちゃん!!!」

「ウワア!!!」

凄い声と音がテントの方から聞こえてきたよ。


あたしはおそるおそる温泉の外に出たよ。うわ・・・・

テントのところで,でっかい口とカイサルピングウインが闘っているじゃにゃいの・・・

やばい・・・あたしは速攻

「ろえき!!!!」


静かににゃったテントの前・・・でも・・・テントはつぶれていたよ。今夜からどうしようか・・・



ミャアコチャン マホウ マホウ

ああそうだったね。あたしにはつよ~い味方が・・・

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