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曇。午前七時頃に起床。午前中はビールを呑んで呆けている。午後は練馬高野台駅前のブック・オフで漫画を眺めて時間を潰す。自分は本当におしまいだと思う。終ってる。何もかも。小説を幾冊か購入。後、図書館へ行き『神様のいない日本シリーズ』返却、新たに穂村弘『にょにょっ記』借りる。日記。なんだろうと思う。エッセイとはまた異なる面白みがある。と思う。少し笑う。少しほんわかとした気分になる。僕もこんな風に生きたかった。でも無理だった。
私の職場、老人ホームに住む某老女の口癖は、「何かすることはないのっ!」だ。この老人が、精神病院を出てから此方に越してきた現役の癲癇病者であることを差し引いても、この言葉は哀しい。七十年、八十年と生きてきた結果が、「何かすることはないのっ!」。僕を含めスタッフは様々なレクリエーションを提案するが「こんなのつまらないわっ!」と何もかも一蹴してしまう。そして自分の居室に引きこもる。自分の将来を見ているようだ。少し言い方は悪いだろうがこれがたいていの人生の「末路」なんだろう。何もすることがない。辛いだけの時間が流れていく。それで死ぬ。あれもつまらない、これもつまらない、こんなはずではなかったのに、とか何とか。生きるって悲惨だなあ。人の一生なんて悪い夢みたいだなあ。はやく醒めてくれないかなあ。
『にょっ記』『にょにょっ記』には、ときどき「天使」という謎の人物(?)が、筆者であるところの穂村さんの日記に現れて生活に少しだけ干渉する。日記にさえ嘘を書くのは人間としてどうなのか、とも思えるが、もうそうでもしなければ生きていけないのか、という哀しさがある。バカ正直に日記を書いたり、現実を見たりしなくてもいいんだな、とも思う。きっと。もう現実逃避しかないんだ。他にどうしろというのか? どうしろっていうんだよ? さしあたり死ねばいいのだろうか?
酒を呑みながらうだうだ書いていたら、もうこんな時間だ。おやすみ。また明日。




