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9-12 卒業後の同窓会 12

 ビンゴの穴が1つずつ空いていく。早い人だと8番目の数字の段階でリーチになったようだ。


「リーチの方はここに並んでください!」


 嶺岸は大声で叫んだ。そういってリーチの人にビンゴマシンを1回ずつ回してもらっているようだ。リーチになった人は少しずつ現れているが、最初にリーチになった人はその後15連続で穴が空いていないらしい。そんな間に僕もリーチになった。その次でなっちもリーチとなったようで、僕たちはリーチ者の列に並んでいった。


 奇跡的に自分もなっちも43が開けばビンゴになる。自分は横で,なっちは斜めでビンゴになるようだ。自分かなっちが回したタイミングで43が一緒に開くのを少し楽しみにしていた。


「それでは長谷川さん、お願いします!」


 僕はそう言われてビンゴを回す。何周か回したタイミングで2つの玉が出てきた。どうやら勢いをつけ過ぎてしまったようだ。


 彼はそういった。その2つの番号は16と75だった。自分のビンゴカードにもなっちのカードにもない。運よく、リーチしていないのにこれでビンゴになってしまった人はいないようだ。


「次のビンゴ大会では2個開けないように気をつけてね」


 彼女はそういった。そして彼女はビンゴマシンをゆっくり回した。43が出て欲しい。僕がそう願っている片手に、なっちは数字を読み上げた。


「四十...三です!」


自分は「ビンゴになりました!」と宣言した。なっちも同じタイミングでそう叫んでいた。


「おめでとうございます! 初のビンゴ者が出ました、しかも二人です。これは珍しいですよ!」


 43が出たらいいなとは思っていたが、まさかなっちが引くタイミングで出るとは思っていなかった。二人が同時にビンゴになったことになる。しかもそれが最初のビンゴ当選者だということだ。


「どっちが先に選びます?」


 嶺岸はそういった。自分はビンゴマシンを回したなっちから選んでと伝えた。彼女は先ほど言っていたハンドミキサーを手に取っていた。コメントを求められた彼女は話し始めた。


「私は小さい頃からパティシエールになるのが夢で、今はほとんど諦めていますがケーキ作りを楽しんでいます。それでこれを選ばせていただきました!」


 彼女はハンドミキサーを持ったままそこを降りようとしたが、2人分の写真を撮るのでまだそこで待っていてくださいと言われていた。


「次は長谷川さん、お願いします!」


 次に自分が景品置き場の上に立つ。自分は折りたたみ式モニターを手に取った。広げるとかなり大きくなるタイプのようだが、折り畳むとカバンの中にも入る程度の大きさだ。僕も同じようにコメントを求められた。


「自分が普段大学での研究で使っているノートパソコンの1画面だとどうしてもエリアが足りないことが多かったので、これから使い倒していこうと思います!」

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