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「魔力で満たすとな?」
魔王がザルディンの提案を受け、考え込む。それを見かねたザルディンが再び言葉を続けた。
「魔王城が目立つのは何もないところに目立つものがあるからですじゃ。言わば砂漠のなかのオアシスのようなもの。ならばオアシスが目立たないようにするには周りを海にすれば良いということですじゃよ。」
「ふむ。理屈は分かったが、手段はどうするのだ。それに我が自分で言うのもなんだが、我の魔力量は生半可のものではないぞ?」
それに対してザルディンは新たな案を出した。
「魔力を満たすという点に置いては時間がかかりますが策は幾つか…それと魔王様の魔力については漏れ出す量を遮るような鎧と城全体を覆うような膜を作りましょうぞ。それならば魔力に満ちた空において同化することはできなくとも目立たぬようにはできるはずですじゃ。さらに魔力の塊をデコイとして空にばらまけば恐らく大丈夫かと。」




