表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
推し恋  作者: たま


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
4/18

落ちた!?

『ごめん、無理。確実に落ちたわ〜先に謝っとく。』

皆と会ってカラオケで泣きながら絶唱して、少しスッキリした。

また帰って、今度は初回から見よう…泣きながら…等と電車の中で黄昏てたら、笠原からそんな知らせが来る。

『なんで落ちたと分かるのよ?』琴子が聞くと、『いや、アッチが受かる気あるの?と聞いてきたよ。

だから「媚びへつらうのがお望みなら、僕は無理ですね。どうぞ、落として下さい。」と言ってきた。』とあっさり言うのだ。

『なんだよ〜それ!』琴子が怒る。

『いや、だって急に受かる気あるの?って脈絡なく聞くんだよ。その前に会話があれば、繋がるけど。

挨拶しただけでそれ言われたら…何したら良いの?

何かニヤニヤして、聞いてくるし。普通に失礼だなと思ったから、落とせと。』笠原はアッサリ言う。

『他は何か聞かれたの?』琴子は呆れながら聞く。

『うん、それ以降は普通の質問ばっかり〜いや雑談かな?週3配信できるか?とか、志望動機は?って、聞かれたから金!って答えてきたよ。』琴子は頭が痛くなってきた。

『金!って聞いて嫌がられたでしょ?』琴子はため息をつく。

『いや、なんでお金要るの?って聞かれたから、大学の学費自分で払ってるし、家計も火の車だからと答えたら笑われたよ。なんで笑うんだ?全然面白くないだろう?』笠原は、本当に真っ正直で真っ直ぐな男なのだ。

確かにガワをかぶってキャラに成り切る事が出来るのか…不安になる。

『まあ、いいよ。また今度に賭けよう!』と言うと、

『エ〜ッ、もう良いだろ?俺も忙しいんだよ〜』と断られてた。

まあ、キャラになりきれるのか?そこが不安なので無理かあ〜とガッカリしながら家に帰った。


帰ってから、受けた2人はどんな質問されたのか?気になって聞いてみた。

『エッ、私は得意あるって聞かれたから歌いながらダンスしたかな?』と受かった子。 

『特技があれば?って聞かれたから、昔イタリアで住んでた時によく歌ってたカンツォーネ歌ったよ。』と落ちた子。 

『失礼な事を冒頭に言われたか?』聞いたが、2人は全くそんな事無かったと。

『なんで特技も聞かれない。失礼な質問だけって…何なんだ?』琴子はサッパリ分からずベッドでゴロゴロ悩む。

また最初の回から見直す。

何もかも初の事ばかり。前例のないことばかりにチャレンジさせられて、何が正解なのかも分からない中、目の前の課題に取り組むチーム。

「あ〜あ、面白かったなあ〜ワクワクしたのに。」琴子は寝返りを打つ。

確かにこの頃はマンネリ化してた。前にも似た回あったな…と悪いが思う事があった。

琴子も飽き性なので、危機感があった。

でも、まさか演者がそう思っていたとは…

エンタメは難しい世界だ。常に新鮮で面白くあると言うのは…本当は不可能なのだ。

ハッキリ言えば、もし琴子が配信者ならもっと前に、多分夏のライブ後すぐに辞めたくなってた気がする。

いや、怖いのだ。

「これからどう進めば良いのか?分からない…」が正直な気持ち、そんな感じだ。

もしかすると…推しもそんな気持ちになったのか?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ