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推し恋  作者: たま


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13/18

鉄塔

最後のロープ滑走のもっと上もこんもりと森だが、その上にちょっこと鉄の塔先が見えてる。

「アレって、なんだろ?」隆史のビブスが警報機鳴っって、横の5人はそれどころでないのに琴子はそっちが気になった。糸電話と言うワードがどんどん頭の中で大きなってるのだ。各ビブスは糸電話で繋がり誰かの手の中の指示スイッチでシグナルが送られて警報機が鳴るのだ。

できる限り障害物が無いのが理想的だろう。

つまり低い位置に発信源があれば、それだけ繋がりにくい。高い位置ならビブスまで障害物が無い。

人間の身体も糸電話は通るのか?人間なら通せるが…出来れば止めた方が良いだろう。電車の優先席はペースメーカーなど体内にある人を保護するため携帯バツマークが付いてるのだ。それと同じだ。

推しはそういうの守る人だ。だから犯人役に注意してるはずだ。

犯人役は無線の発信源を分かってる。

『向きだ!犯人がスイッチ入れるのは、ビブスの文字が発信源を向いてる時だ!』カメラマンが言ってた!法則性があるはずだと。それだ!

「あの鉄塔さあ〜行けるのかな?」琴子が場違いな発言をするので、皆ポカンとしてる。

「僕、死んだんだよ〜ちょっと同情してよ〜」隆史が悲しんでる。お構いなしに恭弥がバツマークのマスクを隆史にさせる。

タクシーの錠前さんも黒髪マッシュの隆史くんも海を背景にしてる時に警報が鳴った。つまり、鉄塔方向を向いてる時じゃないだろうか?

「あ〜あれは初島灯台だよ。登るには島の反対側からしか行けないみたいだけど。それに有料だよ〜1人300円。

ほとんど森に埋もれて景色も良くなさそうだけど」最初に貰った地図を太一がカバンから出してきて見て教えてくれたが。携帯で調べると行くのが面倒なうえ、有料らしい。

「そうかあ〜ビブスの警報音する時必ず鉄塔方向を本人が向いてる気がするんだけど…気のせいかなあ?」琴子がつぶやく。

「う〜んと、つまり、あそこがwifiルーターのある場所って事?」保阪くんがすごく分かりやすく説明してくれた。

「そうそう♪そんな感じ!」琴子もスッキリする。

下へ降りるとスタッフ達が慌ただしい。

「次は温泉入るはずたったけど、推薦者が女の子だから変更になったみたい。次は海中展望船だって。最後の船がもう出るよ、急ごう!」とプロデューサーが皆を急かした。

確かにこの5人と裸の付き合いは勘弁したい。

しかし…それは待ってて良いのに。琴子は撮影する必要が無いのだ。

父は科学技術大臣賞、多分半導体の軽量小型化?の貰ってるが、娘は全くそっち分かりませ〜ん(・∀・)

子供は携帯のシステムインフラの構築?やってるらしいが、母は全く分かりませ〜ん(・∀・)

そちら関係の方、ご容赦くらさ〜い

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