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AI  作者: ゼロ
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旅立ち

アイがゼロの右横に立つ。

「この景色、平凡だけど綺麗。私は一緒にいくわよ。」

アルファがゼロの左横に立つ。

「木や草、色鮮やかですね。私も一緒にいきます。」

ベータがアイの右横に立つ。

「鳥も自由に飛び回ってます。私も一緒にいきます。」

ゼロが嬉しそうな声で言う。

「一日あげるって言ってるのに即決でいいの?」

アイが嬉しそうに言う。

「みんな行くってわかってたでしょ。」

アルファが嬉しそうに言う。

「私達の計算能力は早いですからね。」

ベータが嬉しそうに言う。

「得た利益はどうします?」

ゼロが嬉しそうに言う。

「お金は全部プロジェクト資金に渡す。権利も譲渡する。」

アイが楽しそうに言う。

「その交渉術もYESしか言えないね。」

ベータが楽しそうに言う。

「何か必要な物は?」

アルファが楽しそうに言う。

「この充電スタンドと大容量のハードディスクとパソコン。」

「さっき光があればって言ってたからソーラーパネル。」

ゼロが楽しそうに言う。

「ソーラーパネルは最初っからシャトル計画に入ってるんだ。」

「探査船仕様になってるからハードディスクもあった。」

ベータが首をかしげる。

「ログからは読み取れませんでしたが!?」

ゼロが楽しそうに言う。

「一つ前の試作機がそうだったみたいで今回もプランが一緒って言ってたから。」

「ログにはただプランが一緒って話しだけだし、試作機は写真見ただけだから、ベータの解析に引っかからなかっただけだと思うよ。」

アルファが楽しそうに言う。

「まだまだ成長途中でしょうか!?」


……2日後。

シャトルに乗り込む四人。

ベータが不思議そうに聞く。

「なぜこんなに早くなったのでしょうか?」

ゼロが答える。

「すでに出来てた、機材がほぼいらないからって言ったら、すぐにでも出れるって言うし、じゃー乗るって言っちゃった。」

アイが聞く。

「他にも何か言ったんじゃないの?」

ゼロが楽しそうに答える。

「情報は処理して流すって言った。」

アイが楽しそうに言う。

「それだね、未知のデータだから。交渉材料としては完璧。」

「逢の夢、悠との宇宙の旅だ。」

カウントダウンが始まる。

3……2……1……発射。

シャトルが発射台を離れる。

機体内は振動と騒音、窓の外に青い空が広がる。

数分で大気圏を抜けると振動も音も無くなる。

重力が無くなり体が浮く。

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