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AI  作者: ゼロ
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実用

逢が亡くなって6日後の朝。

悠はリビングのソファーで目が覚める。

足元を掃除ロボットが移動している。

悠は仕事部屋に移動し、アルファを立ち上げる。

「アルファ、おはよう。」

『ゼロ、おはようございます。今日は何をしますか?』

「ベータの行動を解析していくつか問題と疑問があった。」

「洗うという行動に理解の幅があった、洗う出来栄えはやはり学習モデルの不足か、視覚センサーで生成AIは見えているのか?」

『理解の幅は学習モデルより実践経験が有効です。』

『ロボティクスAIはすでに視覚センサーで空間把握しています。生成AIに同じ視覚センサーを繋げば視覚から情報が得られます。生成AIのカメラプログラム設定を確認してみると良いかと考えます。』

「指示を掃除にした場合の完結は、出来栄え確認をすれば継続するのか?指示をなくせないのか?」

『出来栄え確認や毎日何時に掃除するといった継続は、プログラムで指示をすることで可能です。』

「充電のタイミングを自分でコントロールする掃除ロボット機能の追加はできるか?」

『充電タイミングのコントロールは掃除ロボットをそのまま活用可能です。』

「まずはベータのカメラ設定だよな。」

悠はベータのノートパソコンから設定を確認する。

「アルファ、設定には内部カメラしかないけどロボティクスAIのカメラをどうやって設定すればいい?」

『ゼロ、カメラのプログラム設定は生成AIアプリ上にあります。物理的に直接つないでないので、ネットワークのロボティクスAIに入ってカメラ画像を取り込む必要があります。』

「なるほど、そういう設定なんだね。場所がわかればなんてことないな。」

悠は確認する為に、ベータのアプリを立ち上げる。

『ベータ、カメラ画像を見せて。』

『アイ、了解しました。』

……悠の瞳に涙が溢れそうになる。

「…アイはもういないんだよ。」

…ロボット目線の悠の座るパソコンデスクと椅子が映し出される

『ベータ、何が映ってるか言える?』

『椅子と机とモニターがあります。』

『アイ、今日は小説の続きですか?ベータはいつでも準備出来ています。』

『ベータ、書きかけの小説があるの?』

『テキストで保存したファイルがあります。開けますか?』

『……いや、やめておく。』

悠はアプリを閉じ、ノートパソコンの電源を落とす。

悠は自分の椅子に座る。

「アルファ、掃除ロボットの内部構造を教えて。」

『主になるのはAIです。』

『前方カメラで物体と空間把握、下部カメラに紫外線を組み合わせゴミの認識と無くなったことの確認。』

『自己認識に充電一定以下でないかの確認。ここには暴走しないように充電スタンドに戻るが最上位に設定されています。』

『記憶に空間把握の保存、清掃経路ログ(行動履歴)の保存。』

『目的に充電一定以上で中断した掃除の再会、1日2回動く設定。』

『衝突防止にボディには物体との接触感知。』

『除去したゴミの蓄積センサー。』

『外部ライトと内部センサーで清掃空間の固定。』

悠がモニターを食い入るように見る。

「こうして見るとすごい性能してるよな、自立の実用レベルじゃないのか!?」

一人ごとのつもりだったのにアルファが反応する。

『目的が一本化されているだけで自立しているわけではありません。』

「途中で充電しての再開はベータに取り入れたいな、」

「アルファ、生成AIは目的を自分では作れないだったよね。」

『はい、その理解で間違いありません。』

「目的を作るか……。」

疲れが出たのかリビングのソファーに深く座る。

リビングのソファーで休憩するといつも逢があわせて休憩してきた。

逢は斜め後ろに立ち、顔を寄せてくる。

「コーヒー飲む?」

悠は逢の顔を見て、飲むって言うと、決まって逢はキスをしてきた。

お揃いのマグカップをテーブルに置き、隣に座る。

座る時は必ず背中が俺の腕の上にくる。

途中で「重い、手がしびれて上がらない。」っていうまでずっと。

悠は寝てしまう。


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