第48話 ルヴィアの世界を覗いてみたい
本日2話目です。
「コ、コホン。それではこちらも自己紹介しようか」
シアンが気を使って話を変えてくれた。
「ではアタシからだ。アタシは風の精霊王のシアンガルリラだ。シアンと呼んでくれ」
「次は私ね!!私は土の精霊王のロロガルティアよ、ロティアって呼んで。よろしくね」
この順でいくと次はルヴィアだな。
……あれ?ルヴィアがなかなか口を開かない。
「…………」
……ルヴィアが空を見上げてポーッとしている。
「……あれ?みんな自己紹介は?」
あ、やっと気付いた。
「次はルヴィアの番だよ?」
「えっ私?少しボーッとしてたみたい、ごめんなさい」
「いや、別にいいけど……何を考えてたの?」
「うーんと、今日の雲はパステルカラーでピンクと紫かな、とか、今日のお空はきっとぽわぽわでふわふわでキラリン☆で可愛いんだろうな、とか……」
……何を言っているのか全く分からない。ルヴィアには何か見えているのだろうか?
「……おい、ルヴィアがまた何か言っているぞ」
「今日は空の世界へと行っていたみたいね」
「ルヴィアのあの瞳には一体何が映っているんだろうね」
やっぱりみんなもそう思うか……。
「それでルヴィア。自己紹介してくれない?」
「ええ、わかったわ。
私はルヴィアガルナ。水の精霊王なの。ルヴィアって呼んでね。これからよろしくね」
自己紹介、前半終了っと。
「えーと、プラチナブロンドの髪でカッコイイ人がシアンちゃん、ブロンドの髪で可愛らしくてハキハキしている子がロティアちゃん、青みがかったブロンドのお姉さんって感じのマイペースさんがルヴィアちゃんであっているかしら?」
おおぅ、流石母さま、精霊王にちゃん付けだ。
「うん、あってるよ母さま」
「そう、良かった」
「じゃあ次いってみよう」
「ああ、俺だな。
シャルロダド、闇の精霊王だ。シャルと呼ばれている」
「私はシャンラルイト、光の精霊王をやらせていただいています。シャンと呼んでいただければ」
「最後は俺だな!!俺は火の精霊王、ファーラルガだ!!他の精霊王等をまとめるリーダーをやっている。そう、俺は偉いんだ、優秀なのだ!!皆の者、俺を崇めろ!!奉れ!!敬い、尊敬するのだ!!ハハハハハ」
…………。
「ハハハ…ハ……ハハ……ハ…。
なんで皆こたえてくれないんだよ!!何でもいいから返事しようよ!!返事!!真顔の無言でいられるよりも失笑の方がまだマシだ、ねぇ!!」
「「「そんなこと言われてもねえ〜」」」
だってなんか可哀想で……。
「いいさ、俺なんてそんな扱いなんだ。俺可哀想……」




