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第47話 闇の精霊さんたち、ナイス働き!!

「コホン、それで?セイくん、何かあってここに来たんでしょ?」


 ……前にルヴィアに呼ばれたとき思ったんだけど、“セイくん”って呼ぶことにしたんだね〜。ロティアもねぇ。って違う!!


「そうだった!!(かか)さまに転生者だってバレた!てか、母さまって、前世が僕の前世での母親だった!!母さま、前世の記憶あった!!!」

「えっ、セイくんのお母さんってセイくんの前世でも母親だったの!?凄い偶然ね!」

「本当ね、良かったわね」


 うん!!ありがとう、ロティア、ルヴィア。


「あの〜、セイガ、私を紹介してくれないの?」


 あ、しまった。母さまの存在、忘れてた。……そんなうるうるした目で見ないでよ。罪悪感がつのって、つのって……。


「ほら、紹介するから泣かないで……。紹介するときに涙で濡れていたらヤでしょ?」

「うん」


 あれ?何故俺が母さまをあやして(?)るんだ?


「みんな、この人は僕の母さまだよ」

「ナイア・ルザーナです。セイガがこれからお世話になると聞いたので、ご挨拶に参りました」


 !!誰!?母さまというのは分かる。王妃としての顔がビミョーに入ってしまっているのは分かるんですけど……誰!?


「え!?セイガの母さん!?」


 今のはファール。


「若いな」


 次のはシアン。


「10代にしか見えない」


 これはもちろんシャル兄さま。


「カ、カワイイ!!人形みたいね」

「……何歳でセイくんを産んだのかしら?」


 この二人は順に、ロティアとルヴィア。そして……


「貴方のような若く美しい方がセイガ様の、主人のお母さまで、その上この国の王妃だなんてとても感激でございます。どうか、その美しく麗しい御手に口付けをさせては下さいませんか?」


 出た!!エセオージ!!何そのキザなセリフ!!


「……なんか王子は王子でも似非王子っぽいわね…」


 か、母さま言ったーー!?シャ、シャンは大丈夫か……?


「……エ、エセ………」


 あ、思っていたよりもショック受けてんな。


「あ、ごめんなさい。傷つけるつもりはなかったの」

「いえ、お気になさらず。女性にそんなことを言わせるとは、僕もまだまだですね……」


 エセオージは爽やかな完璧笑顔で答える。

 でも俺は騙せねーぞ、俺の角度からはヒクついた口が見えているんだからな。母さまは気付いてないけど……。それにヒクついた口に気づいてない人も本当は傷ついているとわかってると思うよ。だって顔は完璧笑顔なのに、オーラというか背景が暗い、てか黒いからな。どうやったらそんな黒くなるの?あ、闇の精霊たちが背景の光を遮って暗くして、黒い紙でエセ(略)を3面囲ってる。なるほど。

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