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第46話 皆でファールを追い詰めよう!!

「まあ!素敵なところね。それにとても綺麗な人たちがいるわ!!もしかしてこの人たちが王様かしら?」


 お、ちょうど皆お茶をしていたらしい。……にしても…プッ、ククッ、皆が目をパチクリしている。何あれ、面白い。


「み、みんなどうしたの?……プッ、クククッ」


 お、思わず吹き出してしまっ……ククッ、クククッ…


「わ、笑うな!!」


 そ、そんなこと言われても、ファール……クフッ、ククッ…


「いいから笑うな!!」


 わ、わかったからそんな怖い顔するなよ、泣いちゃうぞ。


 えっえぐ、う、う……


 俺は、涙腺の緩い幼子、又は可愛い子だからこそできる「秘技♡泣き落とし」を使用した。俺はどっちにも当てはまるのでな、チョロいもんよ。


「セイガっ、どうしたの?」

「ファール、何してるのかしら?その怖い顔を元に戻しなさい!」

「ほら、泣かないで。大丈夫よ」


 ほらね?(かか)さまやロティア他、女性陣が味方してくれた。ロティアとシアンは俺の企みに気付いていたみたいだけど……。


「ほら、さっさとその顔戻しなさいよ!!」

「そうだな、怖がっているだろう」


 ロティアがさりげなく俺にピースを、シアンがウィンクを送ってくる。ナイスです!!


 そしてシャル兄さまに視線を送ると、シャル兄さまがそれに気付きコクリと頷く。


「これはファールが悪いと思う」


 よしっ、兄さまが仲間になってくれた!嬉しいです!シャル兄さま、ありがとうございます!!


「私もそう思う」


 え、お前はいらねーよ、エセオージ……というか、お前絶対兄さまがこっちについたからお前もついたんだろ……。


 ま、まあ今のでテンションを一気に上げられて落とされたけど放っておいて、これでファールを悪者にできたぞ!!よっしゃーーーーー!!内心喜びながら、チラリとファールを見る。


 ニヤッ


 幼児(おれ)と少年じゃあ優先順位が違うんだよ。

 おー、怒ってる怒ってるぅ。怒気が膨れ上がってるぞー。


「母さま、僕こわい」

「あら、大丈夫よセイガ。すぐにあの王様たちが戻してくれるから」

「うん」


 ……なんかすまん。皆に任せてしまうことになった。


「さて、もうそろそろ怒気を鎮めろ。セイガ様達の用件を聞かなければ」

「だが……」


 少しの間、見詰め合う(睨み合うとも言う)ファールとシアン。先に根負けしたのはファールだった。


「分ったよ……」


 スッと怒気がなくなる。


「もう怒らない?」


 俺は企みに気付いていない母さまとルヴィア、シャンに見えないように、ニヤニヤしながら言う。……あれ?今俺、心の中で初めてシャンと呼んだ気がする。


「くっ、しねーよ」


 確かに言ったからな!!俺聞いたからな!!

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