第43話 ペンダントがバレた……
今日は大晦日!!年明けまで暇なので何話か投稿しようと思います!!
「ねぇ」
母さまが声をかけてきた。
俺はハッと我に返る。
「セイガ、これどうしたの?どこで手に入れたの?どうしてセイガがこれを持っているの?鈴音が持っているはず……」
「!!母さまっ、今なんて言ったの!?」
母さまは今確かに“鈴音が持っているはず”と言った。
「え……鈴音がこのペンダントを持っているはずって」
そう、俺が落としたのはペンダント。青い雫型の石を中心に使われているあのペンダントだ。俺を孤児院に預けた叔父さん夫婦と母さんが、協力して作ったこの世に二つとないお手製らしい。
そのペンダントを鈴音が持っているなんて知っているのは限られている。
しかも“鈴音”と言った。これは俺の身近にいた人の転生者、もしくは転移者ということになる。しかし俺は、母さまに、ましてや外国人に会ったことはない。外国人美少女だったら尚更だ。
よって転生者だろうと推測できる。
「セイガ、このペンダントについて少し質問があるのだけどいい?」
少し心に余裕ができたらしい母さまが聞いてくる。
「うん、いいよ。でもその前に一つ聞いていい?」
「?ええ、いいわよ」
「じゃあ聞くよ?母さまは転生者?」
「!?どうして知ってるの?」
「う〜ん、話が長くなっちゃうから、母さま先に質問して?」
「……分かったわ。
まず一つ目、いつ、どこでこれを手に入れたの?」
「えっとえっと、この前の3歳のたん生日になったあとすぐに、白いリスがその子の巣まで案内してくれて、その中においてあったんだ」
母さま、なんか思ったよりも慎重だな……。
「白いリス?なんの種類だったか分かる?」
「わかんない。多分とつ然変異だと思う」
「その子の巣にあったのね?」
「うん」
「二つ目の質問、なんてこれを隠してたの?」
「え、え〜と、母さまに怒られると思ったから……。勝手に人のものを拾ったらダメだって……」
嘘ではない。本当に思った。5%未満だったけど。
「あら、怒らないわよ」
「ほんと?」
「ええ」
「よかった」
勿論これは演技だよ?だって今は1%も怒られると思ってないも〜ん♪
……でも、もうそろそろくるよな、質問。
そんな俺の心配、不安を知らない母さまはたくさんの質問を投げかけてくる。
「次の質問。セイガは……このペンダントの持ち主の鈴音を知ってる?」
ついに来たか。どうする、嘘をつくか本当のことを言うか……。
ふと母さまの顔をみる。
俺は母さまのその真剣な瞳を見て息を飲んだ。
「……知ってるよ」
本当のことを話そう。だって母さまが、マイペースでいつもほやほやしている母さまが、普段と違う雰囲気で口調で、話しかけてくるから。




