表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
46/52

第43話 ペンダントがバレた……

今日は大晦日!!年明けまで暇なので何話か投稿しようと思います!!

「ねぇ」


 (かか)さまが声をかけてきた。


 俺はハッと我に返る。


「セイガ、これどうしたの?どこで手に入れたの?どうしてセイガがこれを持っているの?鈴音が持っているはず……」

「!!母さまっ、今なんて言ったの!?」


 母さまは今確かに“鈴音が持っているはず”と言った。


「え……鈴音がこのペンダントを持っているはずって」


 そう、俺が落としたのはペンダント。青い雫型の石を中心に使われているあのペンダントだ。俺を孤児院に預けた叔父さん夫婦と母さんが、協力して作ったこの世に二つとないお手製らしい。


 そのペンダントを鈴音(おれ)が持っているなんて知っているのは限られている。

 しかも“鈴音”と言った。これは俺の身近にいた人の転生者、もしくは転移者ということになる。しかし俺は、母さまに、ましてや外国人に会ったことはない。外国人美少女だったら尚更だ。

 よって転生者だろうと推測できる。


「セイガ、このペンダントについて少し質問があるのだけどいい?」


 少し心に余裕ができたらしい母さまが聞いてくる。


「うん、いいよ。でもその前に一つ聞いていい?」

「?ええ、いいわよ」

「じゃあ聞くよ?母さまは転生者?」

「!?どうして知ってるの?」

「う〜ん、話が長くなっちゃうから、母さま先に質問して?」

「……分かったわ。

 まず一つ目、いつ、どこでこれを手に入れたの?」

「えっとえっと、この前の3歳のたん生日になったあとすぐに、白いリスがその子の巣まで案内してくれて、その中においてあったんだ」


 母さま、なんか思ったよりも慎重だな……。


「白いリス?なんの種類だったか分かる?」

「わかんない。多分とつ然変異だと思う」

「その子の巣にあったのね?」

「うん」

「二つ目の質問、なんてこれを隠してたの?」

「え、え〜と、母さまに怒られると思ったから……。勝手に人のものを拾ったらダメだって……」


 嘘ではない。本当に思った。5%未満だったけど。


「あら、怒らないわよ」

「ほんと?」

「ええ」

「よかった」


 勿論これは演技だよ?だって今は1%も怒られると思ってないも〜ん♪


 ……でも、もうそろそろくるよな、質問。


 そんな俺の心配、不安を知らない母さまはたくさんの質問を投げかけてくる。


「次の質問。セイガは……このペンダントの持ち主の鈴音を知ってる?」


 ついに来たか。どうする、嘘をつくか本当のことを言うか……。


 ふと母さまの顔をみる。


 俺は母さまのその真剣な()を見て息を飲んだ。


「……知ってるよ」


 本当のことを話そう。だって母さまが、マイペースでいつもほやほやしている母さまが、普段と違う雰囲気で口調で、話しかけてくるから。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ