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第41話 セイガ・ルザーナ 闇の精霊王side

闇の精霊王、又の名を兄さま!!の視点になります。

 子供がこちらを覗いていた。……誰だ?


〜〜◆〜〜◆〜〜


 どうやらこの子供、下級精霊の加護を貰ったらしい。それも30匹以上。なので、狙われると危ないからという理由で訓練するらしい。


 だが、本当の理由は違うだろう。恐らくだが、先程まで話していたあの異変をコイツに対処させる気だ。この子供は不思議な感じがする。優しく照らされるような、包み込まれるような。だから下級精霊達も気に入ったのだろう。それに、あの結界を通り抜けたんだ、きっと何かあるんだろう。その事に水のと光の、それに火のは気づいてないだろうが……。


「……なあ、その話し方、辛くないか。普段通りにしていいぞ」

「はい、そうですね。では、元に戻すことにします。

 あの!!兄さまと呼んでもよろしいでしょうか!!」

「は?いきなり何だ?兄さま?」


 何を言っているんだコイツ。というか何故話がそこにいく。


「はい!ダメですか?」

「……ダメだ」

「じゃあ王子と呼びます」

「兄さまでいい」


 王子ってなんだ、どうしてそうなった。王子と呼ばれるくらいなら、兄さまと呼ばれる方が絶対にマシだ。


 そしたらコイツ、精霊と人はまとっている雰囲気が違うとか言い始めた。いや、違わないはずなんだが。精霊と人の違う点は、見た目では羽があるという事ぐらいだ。その羽も自分の意思で出し入れできる。あとは外年齢が変わらないことだろうか。あ、でも、外年齢は自分で変えれたな。まあとりあえず、雰囲気に違いなんてないはずだ。 


「あ、自己紹介がまだでしたね。僕はセイガ・ルザーナ、この間3歳となりました」


 どうやら子供はセイガというらしい。今いる国の王族だとか……。


〜〜◆〜〜◆〜〜


 シアンがセイガを送った後。


「にしても、アイツが主人で良かったのかよ闇の、いやシャルロダド」

「別に構わん。セイガは優秀そうだしな。……ルヴィアたちはいいのか?」

「私はいいわよ〜?だって可愛いもの」

「私もいいわよ。楽しくなりそうね」

「俺もだ。セイガってなんか面白そうだからな」

「私もいいよ?学べることもありそうだしね」

「アタシもいいぞ。それよりもファーラルガ。口を改めろ。セイガ様はアタシ等の主だ。その口の聞き方はどうかと思うぞ」

「それを言うならシアンガルリラ、シャルの方こそ口を直さないといけないんじゃないか?」

「シャルは良いんだ。セイガ様はシャルのことを兄と慕っている。慕っている人に様付けはされたくないだろう」


 ふむ、確かにな。


「そんな事よりもだ。ロロガルティア、お前、セイガにあの異変の対処をさせる気だろう」

「いいじゃない。アレは多分、人が起こしたことよ。人が対処しないでどうするの。それでも、アレは私達精霊王でも食い止めるのは難しい。だから私達でセイくんを育て上げ、頑張ってもらうのよ。多分あの子は私達と同じくらいの強さになれるから」


 確かにそうだが……。

 というか、意味が分かってない奴らが2人ほどいるぞ。


「え?セイくん?セイくんがどうしたの?」

「?セイガに対処してもらうのか?」

「「「…………」」」

精霊王たちによるセイガの呼び方について書いていきます。


火の精霊王・ファーラルガはセイガ、

水の精霊王・ルヴィアガルナはセイくん、

風の精霊王・シアンガルリラはセイガ様、

土の精霊王・ロロガルティアはセイくん、

光の精霊王・シャンラルイトはセイガ様、

闇の精霊王・シャルロダドはセイガ


と呼びます。

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