第39話 あ、オワタ
本日4話目です
「コホン、えっとまずぼくは転生者というものです」
「「「てんせいしゃ?」」」
「うん。一般的に転生した記おくがある人をさすよ。ぼくは別の世界の人間だったんだ。これはその時のお気に入りの遊び道具だよ」
「ああ、そういう意味か」
「へぇ、セイくん転生者なんだ〜」
「あ、それ、他の人に言わない方が良いわよ」
「うん、元から言うつもりなかったからだいじょーぶ」
「ならいいわ」
これ以上の説明はめんどくさいな。
「詳しいことはまた今度でいい?」
「ええ」
良かった。
俺はほっと息をついた。
「あと忘れていたけど契約おめでとう」
え?けーやく?嫌な予感がする。聞いてはいけない気がするが聞いてしまう。
「ぼく、契約なんてしましたってけ?」
おっと、敬語になっちまった。
「へぇ、いつの間に。で?誰としたの?」
平静、平静……
「あら、私達とよ」
へいせい、へいせい……
「え?どうやって契約したの?」
「精霊と契約するにはまず、どの下級精霊でもいいから加護をもらうの。ただ、下級精霊は気分屋だし、気に入った人にしか加護を与えないから……」
「ヘー、ソウナンダ」
いかん、棒読みになってしまった。
ヘーセー、ヘーセー……(棒読み)
「加護を貰ったら次は真名をもらえば完了よ。あ、真名をもらうっていうのは、簡単に言うと名をつけてもらうことよ」
……オワタ。
プツッ
アレ?何か切れたぞ?
その後すぐに俺は倒れる。
え?俺、死んだ?
〜〜♢〜〜♢〜〜
目を開くとまだ空は暗かった。森の中のドコかに俺はいるらしい。
良かった、まだ夜中みたいだ。
どうやら気絶してしまったみたいだ。俺の許容量を越したからだろう。
俺は死んでない!!
ガサッ
「あら、目が冷めたの?」
あ、ルヴィアだ。
「うん、ぼく、どのくらい倒れてたの?」
「う〜ん、一日と一刻くらいかしら〜?」
ま、マジか!?
どどど、どうしよう……
「あの、心の声漏れてるわよ……」
集中してる俺にそんな声は聞こえない。
「母さまは天然だしドジだからどうにかできるとして、ブリュートとジェシカはどうするか……」
あ、ブリュートとジェシカはメイドの二人ね。
「そういえばブリュートは父さまへ現じょう報告をするためにうち(お城)へ行っているからいいか。ブリュートはおこると怖いからなぁ。残りはジェシカ、大丈夫か、優しいし。怒ってるとこ見たことねーもん。でもいつもおこらない人はおこると怖いって言うからな。一応用心しとこう……」
「……これは駄目ね」
ルヴィアは俺を現実に戻すのを諦めた。




