第29話 精霊王会議と各地の異変 風の精霊王side
今話も風の精霊王目線となります。
「そういえば"水の"と"光の"、"闇の"は何処へ行ったんだい?」
「水のならさっき川にいた水の精霊と遊んでたわよ?」
「そうか」
「光のと闇のなら闇のが散歩している所を光のがまとわりついているのを見たぞ」
「森か……、分かった。3人を連れてくるから、お前が散らかしたそこの片付けと会議の準備をしていてくれ」
「「分かった(わ)」」
「いいか?くれぐれも喧嘩をするなよ?アタシが片すこと、いいかい?」
「「はい!!風の姐さん(姐御)!!」」
…………前から思っていたんだけど、その“姐さん”って何なんだ?
〜〜◇〜〜◇〜〜
「さて、これから精霊王会議を始める」
そう言っているのは火の。今はいつものお子様とやらに戻っている。
いつもは俺様なのにこういう時だけしっかりしているんだから。本当立派になったなぁ。
え?なんで火のが仕切っているかって?
それは勿論王達のリーダーだからだ。こんな姿形だけどちゃんとリーダーやってるからな。
……あれ?また火のと土のが喧嘩している。
「またやっているのか?せっかく人が感傷に浸っていたのに」
「「だってこいつが!!」」
「はいはい、とりあえずお茶飲んで落ち着いて」
二人がアタシが入れたお茶を飲む。
「落ち着いたかい?アタシ特製ブレンドティー、美味いだろう?」
コクッとうなずく二人。
「さて、じゃあ続きをどうぞ」
「あぁ、それで火の精霊の話だと南にクライアス山ってあるだろ?そこが山火事にあったらしいぞ。それがどうやら人為的に行われてそうなんだ。だが、誰もそれらしき人見てねぇーんだよ」
「私の子たちも北の方で水に猛毒が混じっていたって言っていたわ。今はなんとか私の子たちが人に害がない程度にしているけれど、その子達が言うにはその毒を見たことが無いって言っていたのよ、水の精霊は毒はほとんど覚えているのに……」
「アタシもだ。西の大地で怪しい場所があった。そこから大地が汚染されていっているらしい。そこに子供たちが結界を張って通れないようにしているが」
「東の方もよ。今までは国内1位の売上、生産高だったのに、今では土地が痩せて、なかなか食べよのが実らないの。皆頑張っているけど。でも不思議なのは、一気に土地が痩せてしまった事なのよね」
「あぁ、王都でも噂になってたぞ。うちの精霊たちは噂に好きだからな」
「闇の精霊も伝えてきた。国内の獣達がざわめいてる。魔物も増えている。そうなっているのは可笑しな笛のような音が聞こえてきているかららしい」
「そうか……」
ガサッ
ん?
音がなった方を皆が見る。
そこには3歳くらいの男の子が、目を見開いてこちらを見ていた。
文字数が1000文字超えてしまいました。切りが良いところがここだったので長くなってしまいました。
次話もよろしくお願いします!




