第21話 必殺「きゅるるん、うるうるセイガビーム」!!
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「あう、あ〜」
「ん?どうしたセイガ?」
しめしめ、餌《父さま》が釣れたぞ……フフフフフ……。
「ういう〜あううぇ〜」
とりあえず適当に喋ってみる。
「おお、偉いぞセイガ」
父さまが側によって来て頭をなでてくれる。
「と〜……と?」
『セイガが呼んでくれた!!』とはしゃいでいる間に父さまの服の袖を掴み、また
「と〜……と?」
と、うるうるおめめの上目遣いでじっと見上げる。必殺「きゅるるん、うるうるセイガビーム」!!
「うっ、か……可愛い……」
ルージュはそのすきを見逃さず、すかさず父さまを捕まえる。
「あ、しまった……」
そして父さまはそのままルージュに引きずられて執務室へ戻っていった。
ふう、やっと発声練習にいけるぞ。
すう
「セイガ、さっき父さまが引きずられていくのが見えたけど、何かあったの?」
「ケホッ、グホッ、ケホッ」
「あら!?大丈夫?」
マジかよ、何で母さままで来るんだよ。
母さまは使用人に呼ばれてすぐに出ていったが、その後は、メイド2人が来たり、ルージュが来たりと日がくれる直前まで人が行ったり来たりしていた。
皆俺に隠れて打ち合わせしてたんじゃないのか!?
まあとにかく、やっと人がいなくなったんだ、いよいよ発声練習をすることにした。まずは「50音」を言えるようにしよう。
「あ〜、ひぃ〜、ぅうぅ、えー、おう」
発音は大きく、しっかり、はっきりと、これは基本だ。
「かぁ〜、きぅ、くぅ、くへ、こ〜」
う〜ん、「カ行」を練習しないとな。
「かぁ〜、きゅ」
「きぅ、きゅ、かぅ、き」
「くぅ、くぇ〜……」
こうして俺の一日は過ぎていった。
本日2話目です!!
今日は2つ書きました!!
読んでて分かるようにテイトは親バカです。
ちなみに、テイトはテンペストの愛称です。
分かりましたか?
次もお楽しみに!!




