第18話 フッ……さよなら、俺のプライド…
……ねむい、うぅ。
目が覚めてしまった。そう、お腹が空いたのだ。
……お腹が空いた。
キュ〜
お腹が鳴ってしまった、恥ずいっっ
俺がプルプルと恥にふるえている間も、俺のお腹は空腹を訴える。
キュルルルー
……お腹が空いた!!
キューグルル〜
ねむい!!
でもご飯食べたい!!
グキュー
でも寝たい!!
グリュリュリュリュ〜……グキュッ
ついにお腹が部屋に響きわたるほどに大音量で盛大に鳴った。
マ、マジか。
ガチャッ
「どうしたの〜?お腹空いちゃった?」
そう言いながら入ってきたのは、俺の母親であるナイアである。
「少し待っててね〜、母さまが今ミルクを飲ませてあげるからね」
俺が言うのもアレだが、母さまはカワイイ。『絶世の美女』と言うよりは『絶世の美少女』と言ったほうが正しい。それに母さまは実際、16歳だ。若すぎないかと思うのだが、この国では普通らしい。
それに母さまは鈴音だった頃、ビデオで見た母さんに似ている気がする。もちろん見た目じゃない、中身だ。父さまも父さんに似ている気がする。笑い方とかが特に。
あ、そう言えば今世の俺の名はセイガ·ルザーナと言うらしい。だから母さまはナイア·ルザーナ、父さまはテンペスト·ルザーナと言うらしい。父さま……なんていう名前をつけてもらってんだ……。
そして聞いて驚け!なんと俺はこのルザーナ王国の第一王子なのだ!!ムフフ、すごいだろー!!
又、赤子の脳はスバラシイ!!この世界の言語(共通語)を俺はわずか一日足らずで、簡単なものなら理解できるようになった。
「じゃあ、ミルクを飲みましょうか。よく我慢できたわね〜、すごいわねぇ」
俺は母さまのその言葉で現実に戻る。
は……マ、マズイ!!嫌だ!ミルクなんて飲みたくない!!
母さまは俺のそんな気持ちは露知らず、俺を抱き上げる。
イ、イヤだ……嫌だ〜〜〜!!
フッ、さよなら、俺のプライド
俺は、生後一日どころか生後数時間でプライドと別れを告げたのだった。
無事に書き終わりました!!
連休なので明日も投稿しようと思います!!
お楽しみに!!




