第11話 期待してはいけない!
しかし、バットはジジイを通り越して畳へとめり込んだ。
「へ?」
「フォッフォッフォッ、わしがそんな見え見えの手に引っかかると思うたか。わしは神じゃぞ、そんな手不意打ちじゃなかったらどうとでもできるわい」
……なんか馬鹿にされてる気がする。
「まぁまぁ、そうイライラしないで。おかげで神に会えたんじゃ、感謝したまえ。
ところで一杯どうかの?」
開き直ってやがる、このジジイ……。
俺は余計にイライラしてきた。
「チッ、仕方ないのう。一番上等な茶を入れりゃあ良いんじゃろ、入れりゃあ」
何故かジジイのほうが舌打ちした。
俺のほうが舌打ちしたい気持ちなんだよ、全く。
そう思いながら俺は席につく。
ジジイは急須からコポコポと湯呑へお茶を注ぎ、俺の前にコトッとおいた。
「…………」
わざわざご丁寧に茶柱が立ってやがる。
ジジイが言っていた上等な茶ってこういう事かよ。
「どうじゃ、すごかろう」
胸を張るジジイ。
「はぁ…」
俺はため息をついてジジイに聞いた。
「で?どうして俺はここにいるんだ?まさか、謝るためだけに呼んだんじゃないよな?」
まあ、今の話を聞いてどうしてここに呼ばれたのか予想はできる。
だが期待してはいけない!!いけないんだ!!そう、期待したら期待した分だけ後のショックが酷くなるだけだ、あの時みたいに……。
ごめんなさい、中学の話出てきませんでした。次は必ず出てくるので!!




