ケイタ(山本圭太)の人物紹介
◆「ケイタ(山本圭太)」の設定資料
誕生日:11/29(16歳)
身長 :178cm
体重 :72kg
好き :ヒナ、妹、穏やかな時間、お母さんの作るご飯、親父のイタズラ、筋トレ
嫌い :仲間はずれ
メモ :小学校二年生の時に東京から茨城に引っ越してきた
一言で:フィジカルもメンタルも強い臆病者
◆名前の由来
前提として、私は漢字で書いて読めなそうな名前をキャラにつけるタイプではないのですが、その中でもこう、平和な感じの名前を探しておりました。
小学校二年生の時に茨城に転校して、田舎の洗礼を受けたのは実体験をベースに書いているのですが、圭太はその時に知り合った同級生の名前をもらっています。
茨城の社宅は山の麓にあったので、山本にしました。安直な人間です。
◆以下、作者目線のケイタに関する考察(ケイタが自分でどう思ってるかはケイタにしかわかりません)
ケイタは、小学校二年生の時に東京から茨城の田舎に引っ越し、そこで同じ会社の社宅に住むヒナと出会った。
性格は穏やかで、基本的に無表情なつまらない男。最初に「マサヒロ」を「マサハル」と呼び間違えたのはこいつ。
ヒナ以外の人間にあまり興味がなく、交友関係はヒナの友達が中心。ワガママなお姫様と恋する執事みたいな関係というのが周りからの評価。
東京から茨城に転校してきたばかりでハブられたのが、トラウマなのだろうか。自分が被害者でなくても、仲間はずれそのものが嫌い。
「みんなで仲良し」が一番好きなので、打ち上げに呼ばれない奴なんかがいれば気づいて、積極的に声をかけていく。本来はヒナがみんなに声をかけるのだが、ヒナはバカだから、たまに声をかけ忘れるので、最後はケイタがチェックしている。
身長は178cmと高く、中学時代にやっていた柔道は地区大会で優勝。県大会でベスト4。関東大会では一回戦負けだが、とにかくフィジカルが強い男。高校に入ってからはヒナが部活を辞めたので、一緒にいられる時間を増やしたかったケイタも帰宅部に。
ただ、ケイタの期待通りにはいかなかった。ヒナに彼氏がいる時は、二人で登下校……なんてのは難しかったからだ。ヒナは何も気にしないで「ケイター! 帰ろーよー!」なんて言ってくるが、流石に彼氏に悪いということで、彼氏がいる時の登下校を断るようになったのはケイタの方だ。
「また彼氏か。いいやつなのか?」
「わかんないけど、いいやつだと思うよ」
「そうか」
ヒナに彼氏ができると、いつもこれだ。ケイタは自分からそれ以上聞かない。なぜって? 気分が悪いからだ。とてつもなく。ケイタはある程度自分のことをコントロールできるつもりでいるので、「気分が悪くなるのであれば聞かない」を選択する。
ヒナが「いいやつだと思うよ」などと言わずに、不安な様子を見せれば、全力で前に出てしまう男だからこそ、ヒナも何も言わない。
ケイタはヒナの全てが大好きすぎる。顔が可愛いところも好き。元気で明るいところも好き。人気者であることも好き。誰とでも仲が良いところも好き。自由で突拍子もないことをしだすことも好き。バカなところも好き。
だから、ケイタはヒナの自由奔放を尊重してしまう。ヒナの自由奔放が男関係に絡むと、気分が悪くなることはわかっている。だが、自分の気分が悪くなることで何かヒナを制限すると言うことは、自分が好きなヒナを一つ失うことになる。
そんなバカなことを考えて、何も整理できず、自分が本当に欲しいものを放棄し、一番楽な方法、勇気を出す必要無い方法を取る。フィジカルも強い。メンタルも強い。しかし、勇気のない男。それがケイタだ。
そして、割と本気で思っているのは、「ヒナが幸せであれば相手は俺でなくても良い。もちろん、それが俺だったら最高だが」ということだ。勇気が無い雑魚でもあり、好きな女の幸せのために身を引ける漢でもある。
……言い訳してばかりの臆病な奴だな。まったく。成長しろ。
ちなみに、ヒナの性的な噂に関しては、誰かが話しているのを小耳に挟む程度だ。ケイタに直接話す奴はいない。奔放な姫を守るガチムチ騎士の耳に、わざわざ変な噂を吹き込めば、どうなるかなんてことは、誰にでもわかることだったからだ。
そんなケイタは、子供の頃からヒナの無茶振りに応え続けた結果、料理、お菓子作り、球技全般、手芸など割となんでも、そこそこできる男に育ってしまった。今でもヒナの無茶振りに備えて様々な準備をしているのだが、物語の冒頭で見られる将棋もその一つ。
実はヒナだけでなくケイタもモテる。中学・高校合わせて5回ほど女子から告白されたが、「ごめんな。まだ、好きとかよくわからないんだ」と毎回丁寧に頭を下げている。ケイタを独占するも、チャラチャラしてるように見えるヒナは、ケイタを好きな娘がいるグループからはめちゃくちゃ嫌われている。
ケイタ自体はヒナしか見ていなかったが、イジってもよし、遊んでもよし、しかも優しいやつなので、レオンを含む、グループのみんなには普通に好かれていたので、嘘告事件の時、マサヒロ以外にもこっそりヒナとレオンを叱る奴がいた。
クラスの中心でヒナと仲良くしているレオンはもともと面倒がよく、口数の少ないケイタをイジることで、ケイタを話の輪に入れていて、過激なことも言ったりするが、悪気が無いことはわかっていたので、ケイタも普通にレオンが好きだった。ただ、ヒナと仲が良いのを目の前で見て嫉妬してしまうケイタも同時に存在した。
嘘告動画に関しては、グループに動画を晒されたことによる羞恥心よりも、ヒナに騙されたことがしんどくて、激病みしていると《《自分では思っていた》》が、自分では気づいてないだけでちゃんと羞恥心も、周りからどう思われているかといった恐怖もしっかり持っていた。
何かしんどいことがあった時、自分がなぜしんどいのかを考える前に、「俺は強いから我慢できる。俺が我慢すれば解決だ。それに、俺が感情的になると碌なことにはならない」と言って処理することが多い。
実際、ケイタが感情的になって暴走すると、本当に碌なことになったことがなかったので、過度に感情的になることを恐れている節もある。
それゆえ、自分の感情を浅ーいところで知った気になる。
潮干狩りにでもいって、浅瀬でぱちゃぱちゃ遊んだくらいで「俺は海を知った」みたいな顔をする奴と似たようなものだ。自分のことなのに。
一見、自己犠牲主義の優しい男とも読めるが、辛さと向き合う勇気を持っていなかった弱い男とも言える。
レオンに対するモヤモヤは、羞恥心に加えて、「ヒナの告白が嘘だったなんて知りたくなかった」の気持ちが強く、「ヒナは騙す気は無かった」とマサヒロから聞いた後は、レオンの行動がヒナを傷つけたかもしれないことにモヤモヤしていた。
また、動画を見てパニックになった結果、「ヒナがそんな事をするわけがない」と信じられなかった自分に関しても、実はかなり疑いと罪悪感を感じている。
◆ケイタのテーマは『◯◯』
嘘告リベンジの主要人物は皆、何かしら大きく欠損している部分が存在しており、それが物語を複雑にしています。
ケイタのテーマ『◯◯』に関しては、最終話公開後の人物紹介(2)にて明かします。
よかったら、皆様で予想し合って、コメント欄で発信してくれたら楽しいんじゃないかなって思います。
(返信は全員にしますが、正解かどうかは絶対に答えません。全て玉虫色の返事をする予定ですが、コメントが無いと私が滑ったみたいになるので、どうかご協力をよろしくお願いします笑)
また、最終話後の人物紹介(2)にて、「こんなことを教えて欲しい」みたいなことも、コメント欄に書いていただければ、可能な範囲で用意いたします。
◆家族構成
・圭太郎(父 - 日吉大学出身、東京に本社を構えるエネルギー産業の最大手に勤めており、転勤で茨城に来た。役職は本社の部長で、現地では工場長。ヒナの父は部下だが、気の置けない仲で、休日になると一緒にゴルフをしてくる。スコアは100前後と、一番楽しい時期だ)
・聖子(母 - 高田大学出身。圭太郎とは合コンで出会ったらしい。料理が好きだし得意。ヒナの母親とはレシピの交換をしたり、暇な時は一緒にお菓子作りをしている)
・エリカ(妹 - 中学三年生。ケイタが大好きで、ちょっとヒナのことをウザがってる。でも……ヒナのことも好き。テニス部のエース。ヒナはケイタのことを理解していない女なので、ケイタの一番の理解者はエリカ)
◆ヒナとの出会い
(なんで……朝の挨拶が……おは↓よう↑ございます↑↑なんだ……イントネーションが……わかんない)
「オンメェ、東京から来たっけ↑? したっけ、池袋とか行ったゴトあるんけ?」
「あ、ああ、そう。東京から。池袋はあんまりいかないかな」
「オンメェ、変な喋り方してんなぁっ!」
「え、ええ……」
茨城に転校してきたばかりの頃のケイタは、体も小さく、引っ込み思案で、そもそもイントネーションがやたらとハードな茨城弁に慣れず、浮いていた。
転校してくる前も友達は少なかったが、転校してから一週間ほど友達ができず、物を隠されるようなことはないが、「変な喋り方で、田舎もんを見下しやがって」といった形で無視されるようになりつつあった。
そんなある日、一人寂しく学校から帰ろうとしていたところ、肩を叩かれて振り返る。
「転校生くん! 君、北原社宅に住んでるよね? 一緒に帰ろうよっ!」
太陽のように明るい笑顔の少女がそこにはいた。
◆嘘告翌日の夜、エリカとの会話(エリカ視点)
「ケイタ」
「ん?」
「あげる」
「何これ」
「冷え〜るタイプのアイマスクだってさ」
「おお、ありがとう。どうしたんだこれ」
「ヒナちゃんのママが前にくれたんだけど、使ってなかったからあげるよ」
「……おぉ。ちょうど目が疲れていたから助かるよ」
昨日も……おかしかった。今日の朝なんか、どう考えても泣き明かしたような目をしていた。
それでも、このバカはちっとも弱音を吐かない。別に、本人がその気ならこっちだってわざわざ聞き出す気なんてない。でも、隠したいんなら隠す手伝いくらいはしてあげるよ。お父さんとお母さんに気づかれる前に、早くその赤い目を白くしてこい。
「ケイタ、それ何?」
「これか? 『伝説のガリ勉ノート』だ。入学してからずっと学年一位のガリ勉……友達にコピーさせてもらったんだ」
「そっか。よかったね」
「あぁ。いい奴だよ。マサヒロは」
「へぇ。イケメン?」
「顔はどうなんだろうな。どぎついメガネをかけていて、輪郭が歪んでいるが……外してみたら化けそうな気がしてきた」
「それは楽しみだね。今度家に連れておいでよ」
「あぁ」
「ヒナちゃんと四人で遊ぼ」
「……あぁ」
ケイタ、友達できたんだ。よかった。ありがと、ガリ勉くん。
しかし……。
またやらかしやがったな……ヒナのやつっ!
◆どうでもいい話
物語の都合上標準語で書いているが、登場人物は皆ドギツイ茨城弁で会話している。




