第5話「大会に出発!」
翌週、東海ラリー県予選のサービスパークが置かれるトヨタの下山テストコースに向かうために荷物をトラックに載せていく。
「じゃあ、忘れ物ないね?」
「「はーい」」
「先生、積み忘れもないです」
「じゃあ、出発しよう」
メンバーを乗せたワゴンと、マシン、機材を載せたトランスポーターが下山テストコースに向けて出発した。
その道中、穂乃果と将来の夢の話になった。
「そういえばさ、奏汰くんは将来何をしたいの?」
「自分ですか?自分は…やっぱモータースポーツに関わりたいとは思いますね」
「ドライバーとかじゃなくて?」
「できればドライバーとしてやりたいですけどね…やっぱ資金的に難しいかな…って」
「そっかぁ。でも、トヨタとか行けばなんか育成の枠とかありそうだけど…」
「難しいですよ〜。多分」
そんな談笑をしながら休憩を挟みつつ、下山テストコースに向かう。
周りの景色が山がちになってきた頃。
トヨタの下山テストコースの看板が見えてきた。
そしてサービスパークにワゴンとトランスポーターが向かう。
もう設営が始まっていた。
「よし、じゃあうちも始めちゃおう」
そうして愛豊高校の指定されたスペース前にトランスポーターが止まる。
そしてリアゲートが開くと1階部分に工具やテントといった機材、2階部分にGRヴィッツが積載されていた。
「じゃあ、まずは機材を下ろそう!」
「はーい」
「OK」
「わかりました」
全員で荷物を下ろす作業が始まる。
「琉くん、テント先出して!そうすればマシンもすぐに出せる」
「了解っ!」
琉はテントを両肩にかつぐようにして下ろす。
次にマシンを下ろす。
リアゲートがリフトになり、2階部分に向かう。
「琉!幸介!マシン降ろしてくれない?」
「任せろ!」
「OK!」
中村と湊がマシンの乗る2階に登り、マシンをリフトに移動させる。
「下ろすぞー」
「あいよー」
湊が降下用のボタンを押す。
すると、ヴィッツが載ったリフトが降りてくる。
「真紀さん、奏汰、テントに移動させてほしい」
「はーい」
「了解です」
奏汰がハンドルを持ち、真紀が後ろからヴィッツを押す。
奏汰が舵を切りながら押していく。
そしてヴィッツがテントの下に収まる。
「よし!荷物の積み下ろし完了!じゃあ今日はちょっとミーティングして、ホテルに行こうか」
テント下に全員が集まり、セッティングなどについてミーティングしていく。
「じゃあ、これを明日からやっていくことで、お願いします。それで、明日はレッキデーだから、私と奏汰くんが出払っている間は穂乃果を中心にセッティングの構築とかをお願いします。以上です。明日から頑張っていきましょう!」
そうしてミーティングが終わり全員がホテルに向かう。




