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ハイスクールラリースト!  作者: 銀乃矢


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20/24

第20話「テスト」

「テストしてみようか。あのクルマ」

「はい!」


練習用のサーキットに来る。

「マシンはまだ完成したばかりだからあまり飛ばしすぎないように。それと、今までのヴィッツと違ってダウンフォースも効くようになったからかなり高速でコーナーにも進入できるようになってるかも。」

「わかりました」

奏汰が乗り込み、コースに走り出していく。


ギアを1速ずつ上げていく。

「このシーケンシャルミッション、ギアが入りやすくていい。」


ストップウォッチを持った幸介が計測をしていた。

「このタイムか…」

感心したような幸介。

「速いの?」

「わかんね。」

全員がズッコケる。

「そりゃ、比較のタイムがないもん。」

「でも、データを見ると、奏汰くんがアクセルをかなり長い時間踏めているのがわかる。」

「それってつまり、ダウンフォースが効いてるってこと?」

「そうだね。」

「あいつにとって、最高の武器になるのは間違いない。」

真っ赤なボディのヤリスS2000がみんなの前を駆け抜けていく。


次のインターハイ県予選まであと1週間。

チームはマシンの熟成を進める。


産浜高校も愛豊高校のマシン乗り換えをかなり警戒していた。


「…」

パソコンで愛豊高校がマシンを変更したニュースを眺める昇也。

「先輩、どうしたんです?」

「あぁ、愛豊高校がマシンを変えたらしい。」

「あそこってHR-1クラスのチームですよね?なんで注目してるんですか」

「どうやら、GRヴィッツからヤリスS2000っていうクルマに乗り換えたらしい。」

「ヤリスなのにS2000…?」

「FIAのラリー規定にスーパー2000規定っていうのがあって、それに適合させたのが愛豊高校が乗るマシンなんだ」

「そういうことなんですね。それで、うちのアップデートの件なんですけど」

「あのアップデートはインターハイ行くことが決まってからでいいぞ。」

「わかりました」


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