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ハイスクールラリースト!  作者: 銀乃矢


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19/24

第19話「新マシン完成」

翌日。

真紀が工場に入ってくる。

「あぁ〜、来週化学のテストかぁ…」

目の前にあったのは吊られたままのヤリスのエンジン。

「何これ、トヨタのエンジン?」

「あ、真紀先輩来てたんすね。これ、俺の知り合いの廃車場で見つけてきたGRヤリスのエンジンっす。これならパワー上げても耐えられるでしょ。」

「そうね。あのHKSも唸らせた耐久力のあるエンジンだもんね。」


「どうします?強化パーツとか組んでもう載せちゃいます?」

「そうね…載せちゃうか。あとは先生とも話してみてだね。」


その時、先生が来た。

「あ、先生、琉くんがエンジン見つけてくれたみたいで」

「おっ、見つかったんだね」

「はい、廃車工場で見つかりました」

「すごいね、廃車でここまでエンジンの状態がいいものなんて」

「リアをやられただけだったみたいで。ここは無事だったんです」

「そうなんだ」


「強化パーツとか組んじゃいますか?」

「そうだね。だけど耐久力もあるから本当に一部の搭載だけでいいと思うよ。」

「ピストンとクランクシャフトぐらいですかね」

「そうだね。ターボも大丈夫そうだし、そのまま流用で行こうか。」

「了解です」


みんなでエンジンの分解を始める。


「先輩、これってどうします?」

「あぁ、それはそのままそこに置いておいて、あとで俺がエアダスターできれいにしとく」

「ういっす」


琉がエンジンを分解し、幸介がエアダスターやブラシできれいにしていく。


その頃、真紀と穂乃果はヤリスS2000に施すデザインを考えていた。


「こういうさ、WRCみたいなデザインってどう〜?」

「スポーティーなデザインでいいね〜。ちょっとアイデアなんだけどさ、こうゆう鳥みたいなデザインってどうかな?」

「おぉ、なんか、疾走感が出てかっこいい」

「でしょ〜。これ私の渾身のアイデア!」

「これ使おっかな」

「ぜひぜひ〜」


その頃、奏汰は…

家で1人、去年のオンボード映像を見て次のインターハイ予選で走るSSの走り方を予習していた。

「ここのコーナーはショートカットしちゃだめで…ここはかなりブレーキを遅らせても耐えられる…」

あの穂乃果の言葉でもう一度ラリーに向き合おうと決意を決めた。


翌日。

ヤリスS2000はデザインも施され、完全に完成した。

「できた。」

「かっけぇ…」

「こいつは期待できるぞ。」

「このマシンなら私達も優勝を狙える。」

各々が完成したマシンを見て、思いを口に出していた。


その時、工場のドアが開く。

そこに立っていたのは奏汰。

「あ!奏汰くん!」

真紀と穂乃果が迎える。

「「おかえり!」」

「ただいま」

2人と握手する。


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