第14話「愛知トヨタハイスクールラリーカップ開幕!」
ターボの搭載後、地元のチューニングショップにヴィッツを持っていき、馬力を計測してみることにした。
計測台に載せられ、スタッフがアクセルを踏み込んでいく。
周りにけたたましいエンジン音が響き始める。
そして回転数が下がっていく。
「え〜、福原先生でしたっけ?」
「あ、はい」
「え〜、計測の結果、170馬力出てました。」
「かなり上がりましたね」
「そうですね。ただ、これだけパワーが上がると壊れる可能性もあります。」
「わかりました。ありがとうございました」
愛知トヨタハイスクールラリーカップは来週。
ここでも奏汰は驚きの走りを見せる。
翌週末、愛知トヨタハイスクールラリーカップ当日。
設営も終わり、ゆっくり気ままに整備をしていた。
その隣で奏汰と真紀は録画された映像を見返してペースノートの確認をしていた。
「ここ、4の方がいいかな?」
「そうっすね。改めて見るとそっちの方がいいかもっすね」
その横を産浜高校のDS3が通過していく。
HR-Xクラスの動画配信が始まる。
それを見ながら準備を進めていく。
GRヤリスのRally 2やシュコダがコーナーを驚きの速度で駆け抜けていく。
そして産浜高校の出番が来る。
コーナーが連続する区間に差し掛かる。
産浜の走りは全日本ラリーやWRCの選手と何ら変わらない。
本当に高校生なのか、そう感じさせる。
産浜の走りを見ていると出番が近づいてくる。
「奏汰くん、そろそろHR-1の出発時間だよ。行こう」
「わかりました」
そう言って2人がヴィッツに乗り込む。
その時、穂乃果が来た。
「あの、奏汰くん、頑張ってね」
「はい、ありがとうございます」
そしてギアを1速に入れ、出発する。
メンバーたちもその後ろ姿を見守る。




