第4話慰め?
第4話
そこへ扉の開く音
ガチャッと開く音
皆、ドアを見た
京美は、振り返った
そこには、男がいた
桜子を追いかけていた男
もちろん、そのことは、京美を含めた全員は、知らない
「桜子が死んだと聞いて来たんだよ!」と大きな声を出して言った
胸元にある仕事用の名札には、悪山魔裟斗と書いてある
桜子の遺体に被せた白い布と京美が泣いているのを見て言った
「…クソ!なんでこんなことになってるんだよ…」と悲しげな顔をして、言った
「大丈夫か?可哀想に…こんなに泣いて、ショックだろうな」と京美に寄り添ってあげていた
慰めていた
すると、京美が魔裟斗に抱きついた
しかし魔裟斗の内心では、こんなことを思っていた
「やったぞ!成功だ!とうとう俺に目をくれた…桜子(邪魔者)を消してよかった。」と思っていた
魔裟斗は、京美の温もりを感じ内心興奮をしていた
なぜなら、魔裟斗は、京美のことが好きだったのだ
でも、今まで魔裟斗に京美が目をくれない
それどころか、桜子と会話している
それに腹が立った魔裟斗は、あの夜に…桜子を…
魔裟斗は、そんなやつだった
そんなこともつい知らず、京美は助けて欲しいように縋っていた
「お願い…先輩…このままでいさせて…荷が重いわ…」と泣きながら言った
「可哀想に…ほらっ立って一緒に行こう…」と優しく一緒に連れていく魔裟斗
2人は、荷が重い遺体安置室を出て行こうとした
「申し訳ないのですが、少しだけ事情徴収をお願いしてもよろしいでしょうか?」
2人は、無言で頷き、事情徴収を受けるのだった
次回第5話




