第3話遺体安置室
第3話
おおよそ1時間半後、嵐はさらに強くなり道路と歩道の境界が分からないぐらいの洪水まで起き始めていた
洪水とは言ったけど、実際は、足を隠すぐらいの深さである
車も走れる状態だった
落雷がゴロゴロ轟く
その雷鳴の影響で車が上下に薄く小刻みに揺れる
京美は、それに気にすることができない
怯えることさえできない
悲しみにくれていた
京美は、バックミラーで偶然自分の顔を見た
マスカラが溶けて黒い液体になり、涙の跡になっている
雨に濡れたとでも言うように、跡がついていた
鼻先が赤くなっていた
京美の胸の痛みは、収まることはない
泣きすぎたせいか息苦しさを薄く感じた京美
雨の音も耳に入らぬ中くらい悲しかった京美
そんな時に警察署に着いた
雨の中、傘を刺そうとしたら強風が吹き、逆さになってしまった
慌てて、警察署の出入口の前に立った
警察署の出入口の庇の下にいたので、諸に雨に当たることはなかった
だが、強風のせいで雨が庇の下に入ってきた
そのせいで、京美の黒いハイヒールは、濡れてしまった
でも、京美は、ショックのせいで、気にしなくなってしまった
そして、警察署の中へと入った
1、2分した頃に、受付をして警察官に案内された
京美は気持ち悪く感じていた
もちろん、京美は桜子を恨んでいるわけではない
桜子を遺体を見ることへの心の準備をしていた
しかし、何度呼吸を整えようとも、胸が変な感触がしていた京美
だから、京美は気持ち悪く感じていた
行き途中、床に黒い小さな塊があった
「きゃぁ…ゴキブリ!ゴキブリよ!!」
警察署は、後ろからその声がして、びっくりした警察官
警察官が黒いものに近づくと、ただの埃だった
「違うじゃないですか…埃ですよ」と呆れ気味の心配をしていた
表情は、京美を睨んではいない
「ごめんなさい…私…」と恥ずかしさが京美を襲う
泣きたい感情と恥ずかしい感情が、混じり合うせいで 、さらに胸の奥に変な感触を抱いた
しばらくして、遺体安置室へ入った
そこから、しばらく歩き1号室へ入った
そこには、白い布を被せられた
その遺体の前で泣いている
老いた女性と老いた男性と青年がいた
京美は、見たことがあったのですぐに分かった
老いた男性と老いた女性が桜子の両親で、青年が桜子の兄だった
その時だった
こちらを見た両親と兄は、京美を睨んだ
「あんたのせいよ!あんたのせいよ!」
桜子の母の清美が京美を責めた
その表情は泣いていた
「…どうして…そんなことを?」と訳が分からず聞いた
「お前がLINEしたせいで!バレて殺されたという可能性が、警察から来ていたぞ!」
桜子の父が怒鳴った
「だから、何故ですか?」
本当に訳が分からず、もう一度聞いた
「お前が、生ゴミに隠れていた桜子に、お前が余計なことをしたせいで殺されたんだよ!この人殺し!」
桜子の母は、京美に罵声を浴びせる
警察は「落ち着いてください」と言ったが聞く気配がない
京美は、悟り泣き始めた
明らか自分のせいだと分かったからだ
1時に送ったラインあれが原因だと京美は分かってしまったのだ
「ごめんなさい…ごめんなさい…桜子…清美さん…」
両手で顔を伏せた京美だった
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