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悪夢  作者: 井ノ川桜
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第2話悲しい平日

第2話

翌日のことでした

別の女が真っ暗な空間で目が覚めました

周りは廊下らしきところだった

装飾も何もない

幅は、5人で並べられるぐらいの幅

長さは…分からない

だって、その女の目の前には、巨大化したゴキブリが大量にいた

蛇も大量にいた

カサカサという音と蛇のシャーという鳴き声が女の心臓を揺らす

心臓の鼓動は、心拍数は、どんどん上昇していた

女へ迫る虫たち

怖くなり、反対方向を向き走ろうとした

しかし、振り返って見た時だった

目の前には、大きな蜘蛛がいた

タランチュラだった

タランチュラは、外見の毛に毒がある蜘蛛

糸を全部抜けば、死んでしまう

しかし、そんなことができたら、この女は怯えることも、苦労もしない

なぜなら、でかい…でかいのだ

数が多いのだ

完全に挟み撃ちにされてしまった

女は、足が震えていた

女は、気持ち悪さを感じていた

そして、その小さな虫が、女の足から胴へ両手へと登ってきた

女は、肌にくすぐりを感じる感覚を覚え、怯えた

そして、女の顔へ到達し、顔を完全に全身を包まれそうな時だった

女の泣き掛けの表情は埋め尽くされて行った

「いや!…いや!いや!…いや!」

気がつくと、天井が見えた

窓の外から雷光が差し込む

ゴロゴロと家を揺らす程の落雷の音がする

女は、寝っ転がっていた

ふかふかした睡眠用具の上で、涙を流していた

女は、体を持ち上げた

片手を額につけた

「また…夢…これで何度目だろ…」と憂鬱な表情で独り言を呟いた

雷光は、相変わらず窓から差し込む

雷鳴も、相変わらず窓から差し込む

女は、睡眠用具から出て、自室を出て言った

リビングの電気をつけて、キッチンへ向かった

そこで、ティファールのポットに水を入れて、電源をオンにする

そして、リモコンを持ちソファに座った

ソファは、小さめで1人用のやつだった

女は、テレビをつけた

テレビをつけると、朝番組がやっていた

ZIPだ

そこで、こんなニュースが流れていた

「続いてのニュースです。今日、今朝、H市のC地区の住宅街にて、生ゴミの入ったゴミ箱の中で、1人の女性が遺体として発見されました。女性の顔には、刃物で刺されたような傷が複数あり、搬送先の病院で死亡が確認されました。警察は、身元の確認を調査しつつ、殺人事件とみて調べています。…続いてのニュースです…井ノ川桜の小説の悪夢が出版されまし…」

これを聞いて少し不快になった女

悪夢を見たあとなのに、殺人事件のニュースを偶然見てしまうのだから

すると、ポットのカチッという音が薄々響いた

外では相変わらず、大雨の音と雷光と雷鳴が響いた

女は、気分を直そうと、キッチンに向かった

そしてインスタントコーヒーにポットの湯を入れ、砂糖を大さじ2杯入れて、ミルクを入れた

数十分後のことだった

女は、身支度は終わり、「花野京美」と書かれた名札を手に取り、ベージュ色のスーツの胸ポケットに入れた

メイクもナチュラルにしていた

「そういえば、今日の午前1時に桜子に、ラインしたけど来ていないわね…きっと寝ているのね」と思っていた

そして、仕事用バックを持ち、テレビを消そうとした時だった

速報が流れた

「…ここで速報です。亡くなった女性の名前は、坂山桜子さん21歳と判明しました。死亡推定時刻は、午前0時~3時に殺害されたと見られています。いずれも調査を進めている模様です」

その言葉に、京美は、胸の奥でなにか壊れる音がした

そして、膝から崩れ落ちた

すると、スマホが鳴り始めた

京美は、スマホを取り出し、画面を見ると警察署からの電話だった

応答ボタンを押し、電話に出た

「もしもし?京美さんの自宅で宜しいでしょうか?」

警察は言った

「はい…」と弱々しく返事していた

「…残念なことですが…」と警察は言いかけた

「亡くなってしまったのですよね…」と聞いた京美

「はい…今、遺体安置室にいます。申し訳ないのですが、来ていただいても良いでしょうか?」と申し訳な誘うに言う警察

「はい…分かりました。今、行きます」と言うと電話を切った

今の電話によって空気は重くなった

京美の胸の奥をナイフで引き裂かれたような、ショックが襲った

しばらくして、黒いスーツに変えて家を出て鍵を閉めました

そして、嵐の中、車を走らせて行った

外では、まだ落雷の伴う大雨と強風の中で車を走らせるのでした

大雨は、まるで京美の心を映すかのような雨だった

次回第3話

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