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赤夜 Sekiyo  作者: KIKP
理幻鏡想
20/38

理幻鏡想 6

競とコーチの乗る車が校門を抜けて学校の敷地内にゆっくりと入って行き空いているスペースに止め、助手席の扉が開かれ競が降りる。

「本当に大丈夫か?家まで送ってやれるぞ」

「ありがとうございますコーチ…でも大丈夫です。家近いですから」

「そうか…まあ、君がそういうのならいいが…。なぁ、競…」

そう何かを言おうとしたが、そこから先を何も言わないのに疑問を思いながら見て、ただ待つ。

「いや、何でもない。もう遅いからな寄り道せずに安全に気を付けて帰るんだぞ」

「…はい。お疲れ様です」

「おう。お疲れ様。また明日な」

走って行くコーチの車を見送り部室のロッカーに置いてある荷物を取りに行く。

部活などの午後の活動は既に終え帰っているようでとても静かになっていた。歩いていると指導や片付け、会議をしてたであろう先生達が荷物を抱えて職員室へ向かっているのが見える。

そう校内を歩き進み部室の近づくと壁が薄いのもあり、物音と中の会話が良く聞こえてくる。

声からしてそれは主将を含む部内で出来ている同学年五人のグループの彼女等が残っているようだ。

彼女らに気が付かれないようにと扉と反対に回って壁にもたれ彼女等が帰るのを待つことにする

「ほんとほんと。マジで気持ち悪いわあの視線」

「いくら全国出てるからって練習メニューハードで無駄に張り切り過ぎなんだよなぁ」

「全国出てんのあいつだけなんだけどね」

「ほんそれ。いい迷惑だよ」

「あいつ専属のコーチがついてるから異様に監督プライド気にしてるし」

「まあ、この部にいるだけで評価もらえるから、その点に関しては競様々なんだけどね」

「でも、ただの部の顧問が元アスリート選手に嫉妬してんのわらえんだけどね」

「な~」

「それにしたって今日の体力測定はマジで笑えたわ」

「ああ、あの転校生お嬢様にいちゃもんつけて自分の得意な走りの勝負を受けといて負けたやつな」

「その後、きもい顔で逃げてったしな」

「恰好悪すぎて傑作だったわ」

「それそれ。マジ横腹痛かったわ」

「あ~あ、それにしても。私もコーチに特別メニュー組んでもらいたいな。そして手取り足取り教えてほしい」

「下心丸見えでキモ過ぎ」

「でも、思わない。爽やかで優しそうじゃん」

「まあね~優しそうなのは分かるわ」

「あの二人デキてんのかな」

「そうなんじゃない?だってあの人十年くらい前に引退してからずっとコーチしてるって聞いたよ」

「マジで?十年前って私達が小学一、二年くらいじゃん」

「そんな昔からコーチしてたの?なんで?あいつそんな有名じゃなかったくない?」

「さあ…。親戚関係とかそんなんは聞いてないしなぁ」

「でも、それってなんかキモくね?」

「なにが?」

「だってそんな小さい時から見てたって」

「しかも赤の他人だったんでしょ。あんな爽やかな顔しといて…幼女も許容範囲?」

「マジだ…キモ。やっぱ無理だわ」

「急に勝手に振られてやんの」

「小さい時から誠心誠意育て、成長を見届けます」

「赤の他人が?」

「キモ過ぎw」

「「「あはははは」」」

「でも、どうやって取り入ったんだ?あいつ」

「さあ…。色仕掛けとかしたんじゃない?」

「そんな小さい時の色仕掛けって誰得だよ」

「まじそれ」

「そういえば駅近くの———」

まだまだ彼女らの話題は尽きない様で、飽きもせずに高々と談笑しながら帰宅準備を済ませて部室を後に帰って行った。

声が遠く聞こえなくなるまでただ待ち、「はあ」とため息をついて部室の扉の方へと向かい開く。

そこで目に映るそれと漂い来る思わず「うっ」と声が漏れる。

換気がしっかりとされてなかったようで、汗臭い匂いとアイシングの独特とした匂い、そして制汗スプレーだろう、何かよく分からない甘ったるい匂いが混ざり籠ってかなり入る前からかなりキツイ。

タオルだけだしと覚悟を決めて中へと入って行く。

陸上部の部室は部員が多いいのもあってかなり広いところを使わせてもらっているのだが、その中は散々なものだった。

部室の中は整理整頓が全くされておらず、部活で使っているラダーやミニコーンは乱雑に床に散らばっており、道具や救急箱、主にアイシングスプレー等といった冷却物のゴミ。部活には必要ないであろう雑誌や付録物、化粧具がベンチの上や下とあちこちに散乱としており、どこに視線を寄せても見えてくるくらいに酷い。

更には幾つかのロッカーが中途半端に開かれて中身が見え、部屋の隅にゴミ箱二つもあるというのにも関わらず、ぐしゃぐしゃのプリントや何処から持ってきたのだろうという様々な広告紙といった物が押し込まれ、隙間からはみ出ていた。

彼女はそれをさらに散らかさないように、踏んだり、躓いたりして怪我しなようにと避けながら部屋の奥、ゴミ箱のすぐ横に、一番端のロッカーを開き、中に入っているタオルなどの衣類を取り出して仕舞い、来た道を戻り帰ろうとするのだが、扉の敷居を超えようとしたところでその足が止まり部屋の内に戻す。


ああ…本当に嫌になる。


そう彼女は鞄を扉のすぐそばの床に置いて振り返り再び部屋の奥へと戻って、散らかったそれらの掃除と整頓を始めた。

それは掃除が好きだからとか、血液型がA型だから落ち着かないとか、みんなの為と、誠実、献身的という訳ではない。

全てはそう…自分の為だ。と彼女は自信に言い聞かせながら黙々と部屋の片づけをしていた。

自分の陰口に苛立ちを感じないわけは無いのだが、彼女等のその気持ちに共感する所もあるのだ。

何かと自分と他人を比べられるのは、とても疲れるものだ。


毎年行われる陸上の大会。

地方で行われるそれでは優勝をし続けた競だが、全国では常に二位を記録しており、一度も優勝をした事は無い。

二位。それはとても優秀で褒められるものなのだが、一位と二位。タイム差は常に0.3~1秒と僅差と感じられるが、彼女からすれば、それは天と地の差だ。

それは記録だけでは無い。周囲からの評価もそうだ。


だけど、自分は慣れており彼女らの気持ちが分かるといっても、その陰口を許せる訳では無い。

そう、それは自分の事よりも、真摯に指導してくれるコーチの陰口を聞いた時は、部室に入り込んで彼女らに手を上げそうになった。

だけど、そんな事をしてもなんの意味などなく、ただコーチに対しての裏切りでしかない。


評価は低いが、それなりには注目され目立つ。

だから、些細な問題も大きくなり、暴力沙汰なんて広まれば、部活停止。最悪、大会の出場が出来なくなるだろう。

だから彼女はそれに怯えて、掃除をするのだ。

教師達がこの部屋の惨状に何か言われないように。彼女らの機嫌が悪くならないように。

せっかく、彼女の評価で双方が利益があると。まだまともな現状なのだから。それをただ維持するしかない。

つまり彼女にとって現状の評価とは、割に合わない。ただの重りでしかないのだ。


整理整頓を終え、まだマシな部室の状態になったと、荷物を持って外に出る。

軽い掃除でも、それなりに時間は経ったようで、外は暗く、空は不気味な赤い夜空となっていた。

学校を早く出ようと歩いて行くと、校門が閉められていた。

学校内の明かりは一つもなく、車も見当たらないため、既に教師達が帰ったのが分かる。

荷物を門の上に乗せて、怪我をしないようにと細心の注意を払いゆっくりと乗り越えて学校を出て、帰り道を歩いて行く。

学校に戻ってきていた時は、あんなにも沢山の車が通っていたというのに、今では一台見え無くなっていた、

早くも点滅している横断歩道を渡り、道路に沿って北東の家のある方へ歩いて行く。


少し遅いがいつも通りの帰路を辿るのだが、その一歩一歩がいつもより重く感じる。

練習後に加え、後の掃除と確かにいつもと違う疲れはあるが、きっとそれは関係ないのだと薄々気が付いている。

それはきっと、体力測定で彼女らの二人に負けたことだろう。

たかが非公式の競争。たかが一敗なのだが、彼女にとっては少し違う。

彼女は小学一年から昨日の時まで地方の大会は常に優勝し続け、全国でも二位。言ってしまえば彼女は年齢別の競争に置いては理論上、日本で二番目に速い事となる。

だが、彼女は負けた。名前は知っていたが、陸上などといったスポーツの世界で名前の上がらない二人に。しかもただ負けたわけではない。恐らく綾嶄寺の方は本気で走っていたのが分かるが、彼女は全く…。

そう彼女が思い出し、その記憶の情景がぼんやりと思い出されていく。

それは競争に負けた後の事、梓麻が話している中、競の視線は後ろの向いていた。それは誰かと仲良さそうに話している赤華。

そのすぐ後ろの何か。黒い靄や雲といった煙が隠し包むように赤華の周囲を漂う。いや、彼女を包んでいるのでは無い。その後ろにある真っ赤な——。

その瞬間。全身に何かの、足が大量にある虫々が走り回るような感じがして、嫌悪感による悪寒と恐怖に胸元からこみ上げ、吐きそうになる。

咄嗟に口元を抑え、直ぐ傍にあった電柱に手を着き、ゆっくりと落ち着かせて荒くなった呼吸を整える。

だいぶ落ち着いてきて、早く帰って休もうと足を伸ばしたその瞬間。

背後から何か地面を擦る音と視線を感じ、それが気になり振り向く。

だが、背後には何も無く、ただここまで歩いてきた無人の道があるだけ。

気の所為かと思いながら再び歩き進む。

すると、すぐ先に通った右の横道に人歩みゆく後ろ姿が見えた。


自分が思うのもあれだけれど、こんな時間に出歩いている人がいるなんて珍しいな。


そう不思議そうに見て歩いていると、次は左の方からこちらへと向かって歩く二人の二十代半くらいの男女の姿が見えた。

そして少し歩いた先に少し大きな交差点の横断歩道へとたどり着き、周囲を見ると、ちらほらと老若男女と年齢性別を問わない人達が皆同じ方へ向かって歩いていた。

それはここから見える、少し先のほうの交差点も同じ様に。

まるで皆が同じ目的、同じ場所に導かれているように。

だが、今日こんな時間にそのそんな人が集まるような、お祭りなどといった催しモノは聞いた事はない。

そう、様子を眺めていると急に背後から何かがぶつかってきて、前のめりに倒れそうになるのを、持ち前の体幹で何とか踏みとどまり、倒れる事を回避する。

「いたっ…」

咄嗟に背後を向くと見知らぬ少々年をとったおじさんがそこにいた。

だが、そのおじさんはぶつかった事にすら気がついていないどころか、競の存在そのものに気がついていない、見えていないようで、何も言わず、ぼんやりとした顔で皆と同じ方へ向かって歩いていく。


ぶつかっできたなら、とりあえず謝るとか出来ないの?全く…。

声には出さず心の中で怒りながら、再び家へと向かって帰ろうとするのだが、どうせもう遅い時間だし、もう少しくらい遅れたって変わらないか…。

皆が進み行くその先にあるものが気になり、少しだけ、見てから帰ろう、とその人波の最後尾に紛れてついて行くことにした。


ただ静かに鳴り聞こえる多くの足音。他に音は無く、相変わらず街中とは思えない静けさであるのを再確認しながら歩く事、五分。見えてきたのは駅前の真っ直ぐとあるビルに挟まれた少し開けた大通りへと皆が曲がって入って行く。

すると、正面奥や右からとあちこちから次々と人が姿を現し、皆が一つのビルへと向かって歩きその中へと姿を消して行く。


駅前のビル…。そういえば部活の着替えをしている時にあの理鏡様が来てるって話をしていたなぁ。まさか会えるのかな…。

と少し、有名な人と会えるのかなという期待を胸に、開かれた真っ暗なビルの中へと入って行き、自分が最後の様で扉が直ぐに閉じられ、静か故に、重々しいその音が部屋に鳴り響く。

そしてそれに続く様にゆっくりと柱の上にかけられたランタンが明かりを灯す。

だが、そのランタンはガラスの部分が少し黒く、恐らくすすがかかっているようで、本来あるべき機能を発揮できていない。いや、このくらいの明るさになるようにワザとしているのだろうか。

そう、明かりから周囲へと視線を移すと、前に立っていた人影が勢いよくしゃがみ、開けた視界のそれを見て固唾を飲む。

目の前に広がるのは先程まで、このビルに流れ入っていった人達が、まるで神に祈りを捧げるように皆がひれ伏していた。

その様子に呆気に取られていると、両端の壁際に並んで立つ黒い修道服を身につける人影達がこちらへ視線を向ける。直ぐにその場の状況を理解し、同じようにひれ伏して頭を下げる。

もしかしてまずいところに来てしまった。変な宗教団体の集会に来てしまったのでは…。

頭を下げているために周囲の状況が分からず、先の事で怪しまれてしまったのではないかと、無音の時間が長く感じ、暗いのも相まって不安からと鼓動が早く呼吸が荒くなるも目立たぬように苦しく辛いのを我慢し、無理やり呼吸を抑え込ませる。


すると、そんな不安で真っ暗な中に鈴の音が鳴り響く。

それはただの鈴ではない。神社などで巫女が舞い踊る時に使う、神楽鈴のそれだ。

こんな暗い中でその演舞が行われているのだろうか、気になるが、こんな中で頭を一人だけ上げれば怪しまれてしまう。

取り敢えず横の人の様子を伺おうと、ゆっくりと左に視線を動かすと、その隣にいた男は既に頭を上げていた。ただ顔を上げているわけではない。両手を胸元に祈りを捧げるように組みながら、少し斜め上を真っ直ぐと純真な瞳で眺めていた。

それはその男だけではなく右に座る女性も目の前にいる人も、そして両端に立つ修道服の男達もが同じような眼差しでそれを見ている。

一体何を見て…。

皆が見る、視線の先にあるそれを見る。

そこに居たのは、テレビで見た事のある、あの理鏡の姿がそこにあった。

だが、よくテレビで見るのと生で見るのでは違うと聞く様に、思ったより身長が高く雰囲気があるなぁと思っていると、少し異様なものが見えてきた。

徐々に彼女の背後からぼんやりと浮かび上がる、大きく長い白色のうねる何か。それは生物のようで金色と赤色の目がある様に見える。

その姿、形はまるで…。

そう眺めていると、やはりそれはまるで生きているかのように動き、そして目と目が合う。

…!?か、体が動かない…。それだけじゃない目が…動かない…。あの視線から外すことができない…。

体が動かず、無理やり見つめ合わさせられる。その異質で奇妙で理解出来るはずのないその現状に、恐怖し再び鼓動が加速し、うまく呼吸ができず。ふさがらない口元から唾液が垂れ落ちる。それらの事から涙が溢れ、視界が歪み、呼吸困難により視界の外から徐々に墨が滲み染めるように暗く何も見えなくなり、意識を失った。


—————————————————————————


真っ暗な中、少し荒い息遣い…呼吸が聞こえる。

それは聞き覚えが…馴染みのある。

眼を開くと激しく視界が揺れる。

まだ、少し暗い日がまだ水平線上に隠れている早朝。

左に住宅、右には海と波に揺れる船。

小さなその世界から見えるその先は果てのない様に真っ直ぐと進む道路。

肌から感じるその風を切る感覚が気持ち良く、走っていた。

そして自身で決めていたそのゴールの目印である、その電柱の張り紙が見え、ラストスパートをかける。

苦しさや、疲れなど、知ったこっちゃない。

ただ速く。速く。速く。

ただ先を見ながらかけ走り、目に映る白いゴールテープをその体を前に突き出して切り、走り抜ける。

荒い呼吸を整えるように徐々にペースを落としながら、ゆっくりと地面に寝転がり、大の字になって空を眺め見ていると、顔がにやけて、笑い始めた。

その笑いに対した意味などない。

ただ…。そう、ただ————。


—————————————————————————


゛キュルキュルッガシャン゛


横開きの玄関を閉じる時の音が聞こえた。

その音にハッとして、目に映るのは靴が並び少し段差のある、掛け軸と川から鮭を狩り上げる熊の木彫りが出迎える、いつもの実家の玄関。

ここから見え伸びる廊下があり、直ぐにある居間から明かりが溢れ、テレビの音が漏れ聞こえる。

そして更に廊下の奥にはキッチンがあり夕食を作っているのか、コトコトと鍋音が聞え、美味しそうな味噌汁の香りが漂ってくる。

「あれ…。私さっきまで…いつの間に帰って…」

夢を見ているのだろうかと頬を抓る。

痛い…。夢じゃない…?

さっきまでのは何だったのだろうか、と頬を抓ったままぼーっと立っていると。

「お帰りなさい競。あまりに遅いから心配してた…のよ…」

扉の音を聞いて奥のキッチンから割烹着姿の母親が出迎えるのだが、自身の頬を抓りながら呆然と突っ立ているその姿を見て困惑する。

「あなた!競ちゃんが走り過ぎておかしくなったわ!」

「あっ…いや…」

その母親の声に我に返るも、既に遅く。

「なに!」

その呼びかけに居間でくつろいでいた父親が、見えなくても慌てているのが分かり、ドタドタと足音を鳴ら飛出てきてその場の様子を見て、確かにおかしく思い駆け寄って競の両肩を掴む。

「大丈夫か競!気を確かにしろ!」

そう激しく前後に揺さぶる。

「大丈夫。大丈夫だよ〜」

その応答に、揺さぶるのを止めるがまだ心配しているようで肩を掴むその手の力は緩まない。

「本当か?」

「うん。ほんと、ほんと。ただ少し疲れてぼ〜っとしてただけだから」

「そ、そうか。お前がそう言うならいいんだが。何か心配事とか有るならちゃんと俺でも母さんにでも話してくれよ」

「そうよ。お母さん何でも聞くよ」

「あったらちゃんと話すから。大丈夫だよ。ほんとに何も無いから」

そういつものように明るく答える彼女の声に、二人はまだ心配しながらも納得する。

「そうか…。まぁ疲れたろう。とりあえず風呂はいって汗と疲れを流して休んでこい」

「その後は皆で夕飯を食べましょ」

「うん。そうする」

ゆっくりと肩から手を離し、開放された競は二人の横を通りって階段を上がり二階の自室に荷物を置き、着替えの準備をして脱衣所へ向かい、服を脱ぎ、鏡に映る自分のその顔を見て、作り笑みを浮かべる。

何でもない…か…。

そう心の中で呟くと胸に何かが刺さり黒いモヤが湧き出る感じがした。




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