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ressun
☆ショウ☆
ピーコック・ラヴの3D映像を後ろから再度録ったのを再生しながら、動きをトレース。
訓練には慣れているはずが、私にも難しい。
「はじめはタンタン、タタタン、タンタンタンターン、タンタンタタンターンタッタン、タンタンタンターン、ンタ、タターン、タンタン、タタッタン、タンタンタンの繰り返しだから、手拍子しながらステップだけやろう」
三日も遅れて合流したのに、その後わずか十日で教官役になるほどの上達を見せるミキヒコ。
恐ろしい子だ。
「じゃ、一緒に」
私とアキヨシの前で、小さく流した曲に合わせて、手拍子をしながら華麗なステップを踏むミキヒコ。
私にも出来るはずだ。
アキヨシもややぎこちないながらもミキヒコをトレースしている。
ほら、出来る、出来るぞ、私はやれば出来る子なんだ。
「良いね。じゃ、手の振りも入れてもう一回」
また曲に合わせて……合わせて……。
前で滑らかにミキヒコ。
隣ではギクシャクしながらアキヨシ。
私は、私は、何故だ何故動かん私の体よ。
「ショウはソロでオリジナル?」
「言うなや。これからがある」
終わった後のアキヨシの言葉に、ミキヒコが私を慰めてきた。




