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次世代機パスクア  作者: 柳井リュウ
25/48

technologist

☆メジャー☆


次の食事は又別の子どもが持ってきた。前の少年より小柄だ。

この子どもは食事中に、おれのベッドに腰掛け、色々話した。

「この艦、うちの父ちゃんと叔父ちゃん達が、海中用外装から宇宙用に改造したんだ」

「お前も何かしたのか?」

「エンジンの外装の中側からの配線とパッキングは全部」

黒い瞳をキラキラ輝かせながら、続ける。

「他の処も、みんなやってみた。あんまし巧くいかなくて直されたりしたけど。今はうれしい」

「何がうれしい?」

「オレの手が入った艦に乗れた。思い残す事ないほどうれしい。絶対乗れないと思ってたから」

「うまかった。じゃぁ、コロンで突っ込んできたのは?」

「キッチンユニットもオレの担当だぜ。で、なんだっけ?」

「おれに特攻したのは?」

「あ、艦を護れたらいいなって」

思わず両肩を持ちベッドに倒した。

「何?」

「死ぬかもしれなかったろう」

輝く黒い瞳を見据える。

「でも、死んでない。少佐はオレを撃たなかった、撃てたのに」

「じゃあ、今から殺すとしたら」頸に手をかける。

「いいゃ、自分の手掛けた艦にも乗れたから。ほら一回コロンでも死んでたはずだし、見逃してくれた少佐に殺されんなら、いいゃ」

おれを真っ直ぐに見上げた、黒い瞳を潤ませ、少年は微笑み目を閉じだ。

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