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serviceperson
☆メジャー☆
前首席と話した後に、メディカルルームからパーソナルスペースに移った。
ゴリ・ラリアンには充分な休息が一番の治療薬だからだ。
このパーソナルスペースは個人のプライバシーを守る用意があるそうだ。
呼ばない限りロイドは部屋に入らない。
世話はクルーがしてくれる。
「食事お下げします」
先刻食事を持ってきた軍属の子どもがまたやって来た。
トレーごとカートにのせた。
「Баярлалаа Баярлалаа」
礼を言ってみた。
「すいません。なんとおっしゃったのでしょうか?」
子どもが困惑の声をあげる。
「すまない。ありがとう」
「いえ」
細い頸をしているな。
象牙の様に白い細い頸を。
「……あの」
思わず手が伸びて頸を触ってしまった。
子どもがまた困惑の声を出した。
「おれが力を入れたら折れてしまいそうだ」
いいながら頸を手で引くと、子どもはバランスを崩しベッドに倒れてきた。
「折ってみますか?」
仰向けにおれを見上げて子どもが奇妙な事を言った。
「それとも、絞めてみますか?軍人ですから、いつそうなっても良い覚悟はあります」
目を閉じて少年は言った。




