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カミさんの部署移動
颯人がカミさんを家の一角に住まわせてから、颯人はカミさんを理人の補佐とすることを決めた。
「何であいつなんだよ。」
理人は納得できない。
「これから家のことする分、勤務時間に融通を持たせたい。社内的に特別待遇と見られるのは良くないしな。」
「颯人の補佐じゃダメなのか?」
「向かないだろ。」
「それは、オレもだよ。」
「オレは、前を向いて仕事をしたいから、社内のことは理人に任せたい。
そのために、アイツに『上から目線』って言われないよう、頑張って。」
颯人の決定は、覆ることはない。
理人はぼやく。
「不安しかないよ。オレにもサンドバッグゴリラくれる?」
「まぁ、頑張れ。」
納得できない理人をそのままに、颯人はカミさんを呼び、カミさんに部署移動を伝える。
「えっ?」
カミさんは、明らかに嫌悪感を示し、理人を睨む。
「オレもだよ。」
理人が吐き捨てる。
それから、カミさんと理人の小競り合いが続いた。
理人は、颯人の部屋に来ては愚痴をこぼす。
しかし、この頃から理人の社員に対する理不尽な態度は改められていた。
カミさんと比べれば、他の社員の失敗など、許容範囲となったのだろうか。
これが、颯人の狙いだったのだろうか。




