家事はおまけ
「結婚して幸せだなって感じるのはどんな時ですか?」
インタビュアーの質問が続く。
「いつも感じてるよ。昨日だったら、オレが帰った時、オレのシャツにアイロンかけてんの。それみたら、愛されたんだなって思った。」
「奥様、専業主婦ですよね。アイロンは、昼間でもかけられるじゃないですか?反対に、代表が仕事に行ってる時、何してんだろって思ったりしませんか?」
「そんなこと思わないよ。子育てだけでも大変だからね。」
インタビュアーは、質問を続ける。
「奥様のお料理はいかがですか?」
「料理はそこまで得意じゃないみたいだけど、美味しいよ。バランスを考えてくれてる。最近は、オレが料理にハマって、作ることが増えたね。」
「料理をされるんですか?」
「オレ、仕事の付き合いで、釣りに行くこともあるんだ。
魚釣って帰ったら、カミさんがネット見ながらさばこうとしたみたいなんだけど、エラに包丁突っ込んだら、魚の口がパカって開いたって驚いて包丁落として、怪我しそうになったことがあってさ、危ないからオレが代わりにネット見ながらやったら、初めてなのにキレイにさばけて、それ以来かな、魚だけじゃなく、ほかの料理も作るようになってハマったわけ。」
「他の家事もされるんですか?」
「時間があればするよ。
カミさんが立ってんのに俺だけ座ってのんびりすることはないね。
家事は早く終わらせて、2人でゆっくりしたいじゃん?
結婚する時、オレの隣にいてくれたらいいって思ったから、家事なんて、したくなかったら、しなくてもいいって思ってんのにやってくれてる。
家事をカミさんがしてくれるのは、おまけみたいなもんだね。」
インタビュアーも、私たちと同じ思いを持ったに違いない。
どうやらカミさんは、家事は得意でないらしい。では、どこに惚れたのか?




